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荘内日報ニュース


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2012年(平成24年) 2月3日(金)付紙面より

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車24台 吹きだまりで立ち往生

 庄内地方は1日夜から2日未明にかけて雪を伴う強風の影響で、地吹雪による吹きだまりで車が立ち往生するなどの交通障害が相次いだ。県庄内総合支庁によると、鶴岡市長沼から庄内町払田にかけての県道東沼長沼余目線で、車両24台が立ち往生し、ドライバーが一時、三川町の同支庁などに避難した。2日午前の庄内地方は風雪が小康状態となったものの、1日からの影響でJR羽越本線の特急いなほが運休し、庄内空港の東京便も欠航するなど寒波の余波が続いた。1日未明に庄内地方に出された暴風雪警報は、2日午前9時すぎに解除された。

 庄内総合支庁道路計画課によると、長沼小学校付近から庄内町響ホール付近にかけての長沼―払田間の県道は1日夜から地吹雪による吹きだまりが各所で発生し、車24台が立ち往生。除雪が追いつかない状況となったため、同支庁はドライバーを一時的に避難させることにし、2日午前1時ごろから同支庁の車両などで支庁と庄内町余目第一公民館にドライバーをピストン搬送した。

 同支庁には男女合わせて15人が避難。このうち10人が庁舎内の休憩室で仮眠を取るなどして待機し、2日早朝に自分の車に戻った。車から降りて自宅に戻っていたドライバーにも同支庁が連絡を取るなどして、2日午前6時ごろから同7時ごろにかけ、車の立ち往生状態は解消された。同課によると、現場では3時間ほど車の中で待機したドライバーもいたという。

 県道関係ではこの他、1日夜から2日早朝にかけ、除雪対応のため、三川町や庄内町、酒田市など計4区間で一時全面通行止めの措置が取られた。

 一方、鉄道は2日、大雪の影響で、羽越本線の特急いなほが終日運転見合わせとなるなどダイヤが乱れ、陸羽西線も除雪などで運休が相次いだ。庄内空港は、1日夜の東京発庄内行き第4便(899便)が強風の影響で運航を取りやめ、折り返しで同機を使用する2日朝の庄内発東京行き第1便(894便)も欠航。

3校で休校措置

 県教委によると、大雪の影響で2日、余目三小、余目中、庄内農業高が休校、東郷小が始業時間を1時間繰り下げるなどの措置を取った。

 東北電力酒田営業所によると、1日午前11時すぎ、酒田市の大町、緑町、若浜町、新橋で停電があり、約4時間後に全面復旧。最大336戸に影響が出た。強風で高圧線とワイヤが接触したのが原因という。

 山形地方気象台によると、日本海にあった低気圧が発達しながら三陸沖に進み、強い冬型の気圧配置となり、庄内地方は大荒れとなった。1日午後3時8分に浜中(酒田市)で最大瞬間風速27・8メートル、同6時44分には酒田で27・9メートルを観測した。鶴岡市によると、観測地点の鶴岡公園で2日午前8時までの24時間降雪量が30センチとなり、積雪は85センチに達した。

1日夜から2日未明にかけ、車24台が立ち往生し、ドライバーが一時避難した県道東沼長沼余目線。2日早朝までに立ち往生は解消されたが、除雪作業は続いた=2日午前、庄内町
1日夜から2日未明にかけ、車24台が立ち往生し、ドライバーが一時避難した県道東沼長沼余目線。2日早朝までに立ち往生は解消されたが、除雪作業は続いた=2日午前、庄内町



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