2012年(平成24年) 2月5日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市大山地区で開催される「大山新酒・酒蔵まつり」(今月11日)を盛り上げようと、地域住民たちが3日、新酒の完成を告げる「酒林」を各蔵元などに設置した。
酒林は、杉の葉を束ねて球状にしたもので「杉玉」とも呼ばれる。新酒が出来上がる時期に酒蔵の軒先につるされ、その年の新酒の完成を知らせるもの。酒林の製作・設置作業は、地元住民で組織する製作実行委員会(小野寺光廣会長)が毎年、新酒・酒蔵まつりの前に行っている。
この日は、小野寺会長を含む5人のメンバーが設置に参加。先月17―27日に製作した12個を、大山地区の4つの蔵元や大山コミセンなどに取り付けた。メンバーたちは声を掛け合いながら、はしごを使って慎重に設置。新酒シーズンの到来を告げていた。