2012年(平成24年) 5月20日(日)付紙面より
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鶴岡市泉町の無量光苑釈迦堂(風間家旧別邸、国登録有形文化財)の庭園で、今年もツツジの花が咲き、訪れた人たちの目を楽しませている。見頃は20日ごろになるという。
釈迦堂庭園は、100年ほど前、風間家7代当主の幸右衛門が自然風景の描写を取り入れて造園した。約2700平方メートルの広さに芝生が敷かれ、中ほどに池、奥に山を築いて庭木や岩、雪見灯籠を配し、庭全体に静かな風情を漂わせている。
釈迦堂を管理する克念社(長岡正樹理事長)によると、庭園内には20株ほどのツツジがあり、早いものは今月10日ごろに咲き始めたという。春先の低温の影響か、例年より3日ほど遅いという。
17日はピンクの花が満開となり、白も咲き始めていた。同社によると、白は20日ごろに見頃を迎えそうで、その後に赤が咲きそろうという。学校の野外活動で庭園を訪れた、仙台市内の中学生たちは「いろんな色のツツジがあってきれい」と話しながら観賞していた。
入館料は大人200円、小中学生100円。丙申堂との共通券は大人400円、小中学生200円。