2012年(平成24年) 9月15日(土)付紙面より
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鶴岡市の加茂水産高(長谷川賢校長、全校生徒193人)の漁業実習船「鳥海丸」(233トン)が13日、総合実習航海のため、同市の加茂港を出港した。11月10日まで日本海や太平洋でイカ釣りやはえ縄漁などを行う。
航海実習は、生徒たちからはえ縄漁やイカ釣りなど多様な漁業を通して操船技術を学んでもらうとともに、漁業へ理解を深めてもらうことなどを目的に毎年行われている。今回は、実習生として海洋技術科工学系の2年生9人、指導教官2人、乗組員15人が乗船。13―20日まで北海道沖の日本海でイカ釣り、28―10月17日まで小笠原沖などの太平洋でマグロのはえ縄漁、10月26―11月6日は本県沖の日本海でカニ籠漁を行う予定。
この日の出港式では長谷川校長が「困難に負けずに進む情熱、仲間と協力する団結心を忘れないで実習に取り組んでほしい」と激励。実習生を代表して佐藤壱晴君が「指導教官の指示を聞き、仲間と助け合い、2カ月間頑張ってきます」と力強く決意を述べた。
その後、全校生徒や教職員、保護者など大勢が見守る中、鳥海丸はゆっくりと港を離れ、航海をスタートさせた。