2012年(平成24年) 7月15日(日)付紙面より
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東北公益文科大学(町田睿学長)のオープンキャンパスが14日、酒田市飯森山三丁目の酒田キャンパスで始まった。インターネット望遠鏡の体験や紅花料理の試食会、よさこいソーラン演舞など、高校生だけでなく小中学生や地域住民も楽しめるイベントや、模擬授業・ゼミ生トーク、公務員試験合格OB体験談といった公益大ならではの多彩な企画を、15日午後3時まで繰り広げる。
公益大のオープンキャンパスは6月に続いて本年度2回目。今回はコンセプトを見直し、開学時からの目標である「開かれた大学」を実践するため対象を高校生に限定せず、広く一般住民も参加できる「大学全体がお祭り」のような2日間にすることにした。
米沢・山形、村山・新庄、仙台・鶴岡の各ルートを往復する無料送迎バスも運行。14日は、午前11時の開会直前に到着したバスから高校生や保護者、教員らが降り立ち、受付カウンター前には一時、行列ができた。
受け付けを済ませ、水を霧状にして噴き出す手持ち式の扇風機など大学のオリジナルグッズが入った袋や、カフェテリアで昼食を取れるランチチケットを受け取った参加者たちは、それぞれ目当てのコーナーを訪問。
パソコンに興味があるため、教育研究棟101教室で行われた「パソコン壊し隊」に参加し、学生らと一緒にパソコンの分解、再組み立てに臨んだ遠藤拓也君(17)=金山高校3年=は「公益大は第1志望の大学。どういうところかもっと詳しく知りたくて、6月に続いて来てみた」と話していた。
2012年(平成24年) 7月15日(日)付紙面より
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酒田市内の主な観光施設に「公徳傘」を贈っている国際ソロプチミスト酒田(SI酒田、菅原恵美子会長)は、傘の収納ケースを市美術館(石川好館長)に寄贈。設置した大駐車場脇で12日、贈呈セレモニーが行われた。
SI酒田は、いずれもチャリティーでディナーショーや茶会、バザーなどを開催し、収益で「公徳傘」と名付けた無料の貸し出し傘を製作。1987年から土門拳記念館や市美術館、本間美術館など観光客が数多く訪れる施設に贈り、雨の日に役立ててもらっている。
収納ケースは、保管している公徳傘を観光客らがそこから持ち出して利用したり、帰る際に返却してもらうもの。潮風を考慮して前面をガラス、ほか3面をステンレス製にした。コンクリートのしっかりした土台を含め高さ約1・5メートル。土門拳記念館に次いで寄贈は2カ所目。
この日は菅原会長らSI酒田のメンバー7人が市美術館を訪れ、中村護理事長に趣旨を説明。その後、大駐車場から美術館に向かうルート脇に設置した収納ケースを全員で視察した。菅原会長は「雨の日は公徳傘を遠慮なく自由に使っていただきたい。気軽に利用できるように、収納ケースは土門拳記念館と共用にする。どちらに返却してもらっても構わない」と話している。