2012年(平成24年) 7月29日(日)付紙面より
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鶴岡市立荘内病院(三科武院長)の自由研究応援企画「荘内病院探検隊?君も命を救う一員だ?」が27日、同病院で行われ、小学生たちが救急救命法などを学んだ。
病院探検隊は、慶應義塾大先端生命科学研究所「からだ館」がん情報ステーション主催の小学生を対象にしたワークショップ「自由研究おうえん隊」の一つのコースとして2010年にスタート。今年は、同病院独自の企画として開かれた。救急病院の役割や救命法を学んでもらうのが狙い。
今回は同市や三川町から小学5―6年生14人が参加。午前は救急センターや薬局、手術室などの施設を見学したほか、手洗い方法などを学んだ。
午後からは心肺蘇生法や血圧測定などの体験や応急方法について学習。このうち心肺蘇生法の体験では、子どもたちが看護師から「1分間に100回くらいを目安に、手のひらを使って胸の真ん中を押す」などと説明を受けながら、心臓マッサージに一生懸命取り組んでいた。
藤島小5年の栗田将郁君(11)は「友達に誘われて面白そうだと思って参加した。心臓マッサージをずっと続けるのは大変だった。今日学んだことは友達とまとめて発表したい」と話していた。
2012年(平成24年) 7月29日(日)付紙面より
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庄内の夏の味覚を代表する岩ガキを味わう「由良岩がきまつり」が28日、鶴岡市の由良ふれあい広場で開かれた。県内外から大勢の家族連れが足を運び、炭火で焼いた風味豊かな岩ガキに舌鼓を打った。
同まつりは2004年にスタート。昨年までは由良地区の漁業者や自治体などで組織する実行委員会がイベントを実施していたが、今年から由良地域協議会「ゆらまちっく戦略会議」(齋藤勝三会長)が主催団体となった。
今回はふれあい広場で地元産の岩ガキ約1000個を焼きガキにして販売した。新鮮な岩ガキを殻ごと炭火で焼き、風味が増した熱々を提供する人気の品で、イベント開始の午前10時前から長蛇の列ができた。中には10個以上を買い求める家族連れもおり、プリプリした身の厚いカキをおいしそうに頬張る姿が見られた。
母や祖母と一緒に来た鶴岡市藤島の平井理一(りひと)君(5)、碧人(あおと)君(4)の兄弟は「初めて岩ガキを食べた。海の味がして少ししょっぱいけどおいしかった」と話していた。
この他、会場周辺では焼きイカやかき氷などの販売、磯ガニ釣りや漁船パレードなども行われた。近くの民宿では持ち帰り用の生ガキが販売され、約400個が30分足らずで完売した。駐車場には青森や新潟、宮城、福島など県外ナンバーが目立った。
この日は同市鼠ケ関で「第8回鼠ケ関天然岩ガキフェスティバル」も開催され、庄内の夏の味覚を求めて大勢の家族連れでにぎわった。