2012年(平成24年) 8月14日(火)付紙面より
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夏の成人式のトップを切って鶴岡市藤島地域の成人式が12日、同市藤島公民館で開かれた。華やかなワンピースなどの新成人104人が出席、級友たちとの再会を喜ぶとともに、社会人の一員としての自覚を新たにした。
同地域の今年の対象者は、1991年4月2日から92年4月1日までに生まれた男性66人、女性73人の計139人。男性はスーツ姿、女性は髪をアップにしてワンピースやドレスなど思い思いの衣装で式典に臨んだ。
はじめに榎本政規市長が「今日を迎えることができたのは温かく見守ってくれた家族や地域のおかげ。感謝を忘れないでください。これまで以上に自らの行動に責任を持ち、地域や社会に貢献してください」と式辞。
阿部昇司県議、野村廣登市議会議長の祝辞、市民憲章唱和に続いて、新成人を代表して小野寺耕平さん(上荒俣)が「社会は厳しく険しいものであることを認識し、より良い社会づくりに貢献していきたい。また、これまで支えてくれた家族や地域の皆さんに感謝したい」と誓いの言葉を述べ、若人の歌として新成人たちが「翼をください」を歌った。式典後は恩師を囲んで記念撮影。近況を報告し合うなど笑顔があふれていた。
庄内ではこの後、14日に鶴岡市の櫛引と朝日の両地域、15日に同市の羽黒と温海地域、庄内、三川の2町で成人式がそれぞれ行われる。
2012年(平成24年) 8月14日(火)付紙面より
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「庄内はえや流し踊り」が12日夜、鶴岡市の鶴岡銀座通りで行われ、あでやかに踊る女性らが鶴岡の夏の夜を彩った。
江戸時代に隆盛を誇った鶴岡の盆踊りを、北前船で伝わったとされる「庄内はえや節」によって復活させようと、鶴岡の夏祭り「荘内大祭」に協賛する形で、有志による実行委員会(渡部正芳代表)が2009年に始めた。鶴岡銀座商店街振興組合などが共催。
4回目の今回は、セントル前の通りを通行止めにして、庄内ハエヤ連、香葉連花組、四つ葉会の3グループ約50人がくねりながら踊りを披露。ゆったりした曲調のバージョンでは、着物姿の男女が柔らかな身のこなしで踊り、笠(かさ)で顔の見えない様子が幽玄の雰囲気を漂わせ、訪れた見物客は引き込まれるように見入っていた。
踊りの合間には、念珠関辨天太鼓創成会による勇壮な和太鼓演奏、庄内農業高書道部による「絆」と「結」の文字を大書する書道パフォーマンスも繰り広げられた。