2012年(平成24年) 8月2日(木)付紙面より
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東京・上野の岩倉高校男子ラクロス部(佐藤丞部長、部員26人)による小学生を対象にしたラクロス体験会が31日、庄内町の第二屋内多目的運動場「ほたるドーム」で開かれ、地元の子供たちがラクロスに親しんだ。
同校ラクロス部は愛好会を経て、2009年に発足。チーム強化のため、毎年この時期に都外で夏期合宿を開いている。今回は3年生の佐藤部長が庄内町の立川中出身ということが縁で、初めて庄内で合宿をすることになった。
体験会は、合宿活動の一環で、ラクロスの普及と交流を目的に企画。この日は、立川小2―3年生15人が参加し、コーチや部員たちが講師を務めた。2グループに分かれ、遠心力でボールキープする「クレードル」や2人一組でのキャッチボール、シュート練習などラクロスの基本動作を中心に学んだ。
このうち、シュート練習では「ゴーリー(キーパー)が捕りづらい所を狙ってシュートして」などとアドバイスを受け、子供たちは交代で2―3メートル先のゴールを目掛けて思いっ切りシュートしていた。子供たちは高校生のお兄さんたちからマンツーマンで指導を受け、初めてのラクロスに笑顔で取り組んでいた。
佐藤部長は「地元の子供たちはラクロスに対しとても意欲があり、すごく楽しんでもらえたようだ。今回の体験会を通して、庄内にラクロスというスポーツが広まってくれたらうれしい」と話していた。
夏期合宿は30日から4泊5日の日程で行われており、庄内空港緩衝緑地グラウンドで東北大との練習試合も行う予定。
2012年(平成24年) 8月2日(木)付紙面より
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鶴岡書道会(佐藤政一会長)の夏季書道練習会(鶴岡市教育委員会、荘内日報社、致道博物館後援)が1日、鶴岡市立朝暘第一小学校で始まった。猛暑の中、子供たちが汗を流しながら筆を手に、それぞれの課題に取り組んでいる。
「書道王国・庄内」の基礎を築いた書家・松平穆堂(まつだいら・ぼくどう、1884―1962年)が、鶴岡高等女学校(現鶴岡北高)で書道を教え始めたのをきっかけに、多くの市民に書道の練習の場を提供しようと戦前の1933年に始まった伝統の練習会。今年で79回目を迎えた。今年の練習会は1―5日の5日間で、連日200人余りが書道の練習に励む。
初日の1日午前、同校体育館で行われた大字部の練習会には小学1年から中学2年まで33人が参加。「にじ」や「あまの川」「夏の思い出」など、学年ごとの課題に取り組んだ。やや風があるものの汗が噴き出る暑さの中、講師の書道会員から「太い字で慌てず思い切り書く」「全体のバランスに気を使い、筆を動かしながら文字の方向を変えて」とアドバイスを受け、児童たちは真剣な表情で筆を運んでいた。
昨年に続き練習会に参加したという加茂小5年の佐藤愛果(まなか)さん(10)は「暑いけど頑張って練習し、一番良い賞を取れるような字を書きたい」と話していた。
最終日の5日に清書を提出し、審査会で受賞作を決めた後、全作品を今月7―9日の3日間、朝一小体育館で展示する。