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2013年(平成25年) 6月1日(土)付紙面より

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清河八郎の遺徳しのぶ 清河神社例大祭 小説「お蓮」作者・鏡川さんらも参列

 明治維新の先駆けとなった庄内町清川出身の志士・清河八郎(1830―63年)を祭る庄内町の清河神社(正木尚文宮司)で30日、例大祭が執り行われた。

 同神社は1933(昭和8)年に創建。例大祭は毎年5月5日だったが、新暦で清河八郎の命日が5月30日、八郎の妻・お蓮の命日が9月30日であることが分かり、今年から5月30日に行うことにした。

 この日は地域住民や同神社の役員、本紙で連載中の小説「お蓮」の作者・鏡川伊一郎さん(72)=東京都中央区=、八郎の妹の玄孫(やしゃご)に当たる土田わか奈さん(43)=同三鷹市=など約60人が参列。祝詞奏上や玉串拝礼などの神事で清河八郎をしのんだ。正木宮司は「清河八郎とお蓮を広める機会をこれからもつくっていきたい」、土田さんは「多くの方々から神社を守っていただき心から感謝したい」と話していた。

 引き続き同神社で直会が行われ、鏡川さんは「例大祭に招いていただき光栄に思う」、歴史研究家のあさくらゆうさん(44)=東京都荒川区=は「清河八郎をより知ってもらうためにも小説の連載は意義深い」、清河八郎研究家の高橋深海さん(40)=千葉県多古町=は「彼の思想を研究して皆さんに伝えていければ」などとそれぞれあいさつした。

清河神社で例大祭が執り行われた
清河神社で例大祭が執り行われた



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