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2014年(平成26年) 1月19日(日)付紙面より

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受験シーズン幕開け 大学入試センター試験 庄内2会場でも実施

 本格的な受験シーズンの幕開けとなる2014年度の大学入試センター試験が、18日から始まった。県内では鶴岡市の鶴岡中央高校と酒田市の東北公益文科大酒田キャンパスの庄内2会場を含め6試験場で実施。受験生たちは志望校の合格ラインを目指し、これまでの努力の成果を発揮しようと真剣な表情で答案用紙に向かった。試験は19日まで2日間の日程で行われ、庄内の2会場で受験する志願者数は合わせて1071人となっている。

 14年度のセンター試験を利用する大学・短大数は843で過去最多。全国の志願者数は前年度比2・2%減の56万670人。県内の6試験会場のうち庄内2会場の志願者数は鶴岡中央高が633人、東北公益大が438人で、前年度より84人の減。

 試験初日の18日、県内6会場とも午前中は特にトラブルもなく予定通り試験が行われた。鶴岡中央高では午前8時ごろから保護者の車で送られた受験生たちが緊張した様子で会場に入った。玄関口では高校の教職員らが「平常心でね」「頑張って」などと激励。午前9時すぎから各教室で注意事項の説明があり、受験生たちは問題の配布を静かに待っていた。

 初日は地理歴史・公民、国語、外国語、19日は理科、数学1、数学2の各教科が行われる。

受験シーズンの本格的な幕開けとなるセンター試験が始まった=18日午前9時15分ごろ、鶴岡中央高試験会場
受験シーズンの本格的な幕開けとなるセンター試験が始まった=18日午前9時15分ごろ、鶴岡中央高試験会場


2014年(平成26年) 1月19日(日)付紙面より

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いろり火でこんがり 鶴岡市黒川地区 王祇祭前に「豆腐焼き」

 鶴岡市黒川地区で18日、王祇祭(来月1、2日)の準備作業となる「豆腐焼き」が行われた。凍(し)み豆腐料理にして祭り客に振る舞うもので、住民たちが大きないろりの周りに座り、串刺しにした豆腐をこんがりと焼き上げた。

 王祇祭は、地区の鎮守・春日神社からご神体「王祇様」を上、下の各当屋に下ろし、黒川能を奉納上演する。凍み豆腐料理は各当屋で幕あいなどに振る舞うもの。大量に用意することから王祇祭は「豆腐祭り」の異名がある。

 今年の当屋は上座が釼持靖一さん(79)=椿出、屋号・九郎左衛門=方、下座が小林繁治さん(82)=成沢、屋号・七郎兵衛=方。

 このうち下座の小林さん方では18、19の2日間、親戚や近隣住民が集まって豆腐焼き。自宅敷地内に仮設小屋を建て、木の枠に土と豆腐のおからを詰めて土手にし、約1・6メートル×約3・6メートルのいろりを設置した。初日の18日は20人余りがいろりを囲み、串刺しにした豆腐を土手に立て焼いた。

 焼き手たちは立ち上がる炎の熱気を避けるため、段ボールのお面などで顔を覆い、対面に座る人へ「こんな焼げっだ」「ここから全部いいぞ」と竹ざおで指して教え合っていた。2日間で約300キロの大豆を使い、豆腐作りに追われるという。

 近くに住む60代男性は「食事は交代しながら今日明日と付きっきりで焼き続ける。やけどに気を付けないと。豆腐焼きが始まると今年も王祇祭が来たという気分になる」と話していた。

 凍み豆腐は上下両座で食べ方が違い、上座は鍋で熱々に煮込んだ凍み豆腐を「二番」と呼ばれる汁につける。下座は冷たい豆腐を熱く沸騰した「二番」を薄めた汁に入れて一緒に祭り客に振る舞われる。

王祇祭まであとわずか。いろりの周りに集まった住民がじっくりと豆腐を焼いた=18日、下座の小林さん方
王祇祭まであとわずか。いろりの周りに集まった住民がじっくりと豆腐を焼いた=18日、下座の小林さん方



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