2014年(平成26年) 1月22日(水)付紙面より
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鶴岡市の大宝幼稚園(三浦洋介園長、園児84人)で18日、毎冬恒例の「雪遊び会―ウインターランド」が行われた。園児が保護者や先生と一緒にかまくら作りや雪合戦、そり滑りなどを楽しんだ。
雪遊びを通して雪国に住む楽しさを感じるとともに、親子の触れ合いを目的に毎年この時期に行われている。園庭には、この日の朝から保護者が作ったかまくらや雪のトンネル、欧米などで見られる3段式の雪だるまがお目見え。園児たちは歓声を上げて一面の雪に覆われた庭に飛び出し、友達や親子で雪合戦、そり滑りなどをしながら雪遊びを満喫していた。
保護者は「久しぶりに子供たちと思い切り遊べた。雪合戦では子供たちのコントロールが思いの外良くて驚いた」と話していた。
2014年(平成26年) 1月22日(水)付紙面より
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鶴岡工業高校(佐藤平校長)定時制の生徒2人が20日、鶴岡市総合保健福祉センター内の子ども家庭支援センター(斎藤律子所長)に手作り遊具2基を贈った。いずれも幼児が乗って遊べるタイプで、同センター内の「なかよし広場」でお披露目された。
遊具を製作したのは同校4年次の今野千明さん(20)と大川真由さん(19)。本年度の課題研究(卒業製作)の一環として、昨年4月から週2時間の授業でこつこつと作った。数回にわたって同センターへ足を運び、職員のアドバイスを受けながら子供たちが喜ぶおもちゃを検討。アイデアを出し合いながら今野さんは箱車(奥行き60センチ、幅40センチ、高さ30センチ)、大川さんはカブトムシをモチーフにした乗り物(奥行き36センチ、幅23センチ、高さ17センチ)を製作した。
いずれも木製で、箱車は2人乗り、カブトムシは1人乗り。安全性を考慮して角張ったところがないよう全体的に丸く加工している。また、子供たちが足を挟まないよう車下部と床との隙間を5ミリ程度に抑えた。車輪は車の下部に埋め込むような形だが、前後左右に動くよう車輪周囲に余裕を持たせるなど、さまざまな工夫が施された。
この日、2人が担当教員とともに同センターを訪れ、0―3歳児や保護者が遊ぶ「なかよし広場」でお披露目。珍しい手作り遊具の登場に、早速幼児たちが集まった。すぐに箱車に乗ったり、カブトムシの取り合いをしたりと大人気となった。
今野さんは「こんなに喜んでくれるとは思わなかった。作ったかいがあった」、大川さんは「製作に3、4カ月かかった。子供たちが取り合いするほど人気でうれしい」と笑顔で話していた。