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2014年(平成26年) 1月24日(金)付紙面より

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「うまい酒」知らせる酒林 大山新酒・酒蔵まつり前に製作進む

 新酒の完成を知らせる「酒林」作りが、鶴岡市の出羽商工会大山支所で行われている。杉の枝葉で作られる大小さまざまな酒林は、大山地区の各蔵元などに設置され、来月8日に開催される「大山新酒・酒蔵まつり」の盛り上げに一役買う。

 酒林は杉の枝を集め、丸い形に仕上げるもので「杉玉」とも呼ばれる。各酒蔵の軒先につるし「今年も寒仕込みのうまい新酒ができた」と地域住民に知らせる意味があるという。大山地区では毎年2月の新酒・酒蔵まつりの前に、製作実行委員会(小野寺光廣委員長)のメンバーが酒林作りに取り組んでいる。

 今年は小野寺会長をはじめメンバー6人が製作を担当。今月15日から製作を開始した。

 22日は4人で製作。酒林の核となる金属製の「かご」に次々と杉の枝を差し、剪定(せんてい)ばさみで球状になるように丁寧に形を整え、完成させていた。小野寺委員長は「地区内には杉の枝葉がほとんどなく、毎年苦労している。多くの方から提供していただければ助かる」と協力を呼び掛け、「今年も大山新酒・酒蔵まつりが大盛況となることを願い、作業を進めていきたい」と話していた。

 製作した酒林の大きさは直径30センチほどの小さいものから最大直径1・1メートルで、重いもので80キロ前後になる。今月28日までに計13個を作り、来月1日に各蔵元や大山コミュニティセンターなどに設置される。

新酒の完成を知らせる酒林作りに取り組んだ=22日、出羽商工会大山支所
新酒の完成を知らせる酒林作りに取り組んだ=22日、出羽商工会大山支所


2014年(平成26年) 1月24日(金)付紙面より

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地域も協力、有事に備えて 酒田地区消防本部 文化財防火デーに合わせ訓練

 消防庁などが制定する文化財防火デー(今月26日)に合わせ、酒田地区広域行政組合消防本部(高橋準一消防長)は現在、管内1市2町の文化財施設で防火訓練を繰り広げている。23日は遊佐町の旧青山本邸(国指定重要文化財)で行われ、施設職員らが有事に備えた。

 1949年1月26日に奈良県斑鳩町にある法隆寺金堂壁画が焼失したことを教訓に、同庁と文化財保護委員会は55年に1月26日を文化財防火デーに制定。同日を中心に全国各地で、文化財愛護思想と防火意識の高揚に向けた啓発活動が行われている。酒田消防は22日に行った酒田市の総光寺を皮切りに29日までの間、酒田、遊佐、庄内の1市2町の計9施設で行う。

 訓練には、施設と酒田消防の職員、町消防団員、地区住民ら約20人が参加。「午前10時ごろ、母屋台所付近から出火した」の想定で行われ、施設職員が火事触れ、消防への通報、避難誘導、消火器などを使った初期消火の各訓練を展開した。

 施設職員は「火事だ」と大きな声で火事触れし、地区住民が扮(ふん)した観光客を施設外に避難誘導。119番通報した上で、消火器で初期消火したほか、団員たちが備え付けの放水銃2基で火勢を弱める措置を取るなど、真剣な表情で取り組んでいた。

旧青山本邸で行われた防火訓練=23日午前
旧青山本邸で行われた防火訓練=23日午前



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