2014年(平成26年) 1月26日(日)付紙面より
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「八幡・東村(ひがしそん)児童交流の翼」で酒田市八幡地域を訪れている沖縄県東村の小学6年生が25日、同市の一條小学校(大谷智之校長、児童100人)で行われた歓迎式に出席し、ゲームなどで交流を深めた。
東村は沖縄本島北部に位置し、農業が基幹産業。旧八幡町の人材育成事業「みちのく八幡塾」の塾生が1992年、東村を視察したのをきっかけに交流が始まった。
「交流の翼」は、次代を担う児童が相互訪問することで気候や風土、文化、風習などの違いを肌で学び、理解してもらうことが目的。95年から毎年、夏に八幡地域の児童が東村を、冬は東村の子供たちが八幡を訪れている。
今回、八幡地域を訪れたのは、東村立東小の山城祐市校長を団長に、同校、有銘(あるめ)小、高江小の6年生計13人と引率の教諭ら合わせて21人。一行は那覇空港から羽田空港経由で24日午後、庄内空港に到着し、同夜は同地域の鳥海山荘に宿泊した。
25日は一條小で行われた歓迎式に臨み、あいさつを交わした。その後、あいにくの雨のため校庭での雪遊びを断念し、体育館で一條小の6年生20人と交流。両地域合同で6?7人の班をつくり、約1・5メートル四方のブルーシートに乗ったまま落ちないようにシートを裏返したり、手をつないだままフラフープを次々とくぐり抜けるゲームなどに、歓声を上げながら取り組んだ。
東村の児童たちは25日、八幡地域の民家にホームステイ。26日は民泊家庭での活動などを行って27日、東京に向かい、都内見学してから帰村する予定。
2014年(平成26年) 1月26日(日)付紙面より
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「酒田日本海寒(かん)鱈(だら)まつり」が25日、酒田市の中心市街地などで開幕した。26日までの2日間、旬を迎えたマダラ(寒鱈)を使った熱々のどんがら汁などを提供する。
庄内の冬の味覚を代表する寒鱈汁をメーンに酒田ならではの食文化を全国に向けて発信し、冬季の観光推進に結び付けようと、酒田観光物産協会が中心となり毎年この時期に開いている。27回目となった今年は26日までの2日間にわたって、中町モールと中通り商店街、JR酒田駅前、さかた海鮮市場で計1万食余を提供する。
初日は午前10時半ごろからずらりと並んだテントで一斉に販売開始。雨が降るあいにくの天候にもかかわらず、午前中から大勢の行楽客が訪れ、切り身やダダミ、アブラワタ、岩ノリなどが入った熱々の寒鱈汁を頬張っていた。
このほか、中心市街地では、「食の都庄内」親善大使4人が腕を振るう「寒鱈フェスタ」、マダイの魚しょうを使ったうどん・そばの提供に加え、市内3つの太鼓団体による演奏なども行われ、祭りムードを盛り上げている。26日は午後2時ごろまで(売り切れ次第終了)。