2014年(平成26年) 10月12日(日)付紙面より
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酒田市の亀ケ崎小学校(岡部敦雄校長)で10日、米粉を使った調理実習が行われ、5年生93人が小麦粉の代わりに米粉を用いた生地でつぶあんを挟んだ「どら焼き」作りに挑戦した。
JA庄内みどり管内(酒田、遊佐両市町)では昨シーズン、約120ヘクタールで米粉用米を作付けし、約720トンを収穫した。今シーズンもほぼ同量の収穫を見込んでいる。調理実習は、米粉の普及・定着を図るとともに、食育活動の一環として市米消費拡大協議会(会長・本間正巳市長)が市内の小学校で随時、開催している。
この日は、多くの米粉料理レシピを開発している同JA女性部の小野真由美部長はじめ部員3人、市の担当者3人が同校を訪問。児童たちは小野部長らの指導で、米粉と砂糖、卵、ベーキングパウダー、蜂蜜などを混ぜ合わせて生地を作ったり、こんがりきつね色になるまで焼き上げるなど、調理に精を出した。参加児童の一人、金子冬磨君(10)は「上手に焼き上げることができた。今度は米粉を使ってホットケーキなども作ってみたい」と話していた。
調理実習は来月7日、同市の泉小でも行われる。
2014年(平成26年) 10月12日(日)付紙面より
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鶴岡市の銀座通りで11日、道路を歩行者天国にしてテントを並べた「ぎんざ秋まつり」が開かれ、市内の飲食店などによる地元食材を生かした「鍋対決」や商店街の各店舗による青空ショッピングの「ミニ百貨店」に大勢の市民が繰り出し、にぎわった。
中心商店街の活性化に向け鶴岡銀座商店街振興組合(竹野等理事長)が、2年前まで10回続いた「鍋対決」のイベントを拡充する形で昨年から始めた。
12回目となる人気の鍋対決には15団体が出場し、庄内豚や地鶏、飛島産のトビウオだし、地元の魚介類などを使い趣向を凝らした鍋を1杯300円で提供。開店と同時に大勢の家族連れや若者のグループが訪れ、テント前に長い行列ができた。子供連れで訪れた同市の伊藤千里さん(40)は「初めて来たけど、すごい人出でとてもにぎやかで驚いた。いろんなおいしい鍋を食べ比べられるのが楽しくて、3種類は食べたい」と話し、鍋に舌鼓を打っていた。
イベントでは手工芸品の「趣味の市」と手作り体験、秋の味覚などの賞品が当たる抽選会、大型のエアートランポリン遊びなどもあり、幼児から高齢者まで秋晴れの一日を商店街で楽しんでいた。