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2014年(平成26年) 10月4日(土)付紙面より

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笑顔いっぱいに書道パフォーマンス

 酒田市の地見興屋小学校(小田悟志校長、児童40人)で2日、6年生たちによる書道パフォーマンスが行われ、全校児童や保護者らが見守る中、感謝の思いを込め、「笑顔」をテーマにした書を力いっぱいに書いた。

 2012年度、当時の5、6年生たちが「やりたい」と自発的な取り組みとして児童会総会に諮って始め、後輩たちが受け継いでいる。3年目の今年は、6年生の全7人が書く文字や趣向を自分たちで企画し、授業参観日に合わせて実施した。

 6年生たちはこの日、多目的ホールで他の児童や父母、祖父母らが見守る中、そろいの法被姿で登場。人気ポップグループ「いきものがかり」の曲「笑顔」に合わせ、縦4・5メートル、横7・2メートルの紙に同曲の一節をはじめ、「絆」「挑」など好きな漢字を次々に書いていった。そして最後は、7人が交代でモップのような大筆を持ち、紙の中央に「笑顔」の大文字を数画ずつ、迫力満点に書いた。

 佐藤海翔君(12)は「みんなが笑顔でいられるように、そして、周囲への感謝の気持ちを込めて書いた。少し曲がったけど、うまくできて達成感がある」と話した。

 今月26日の創立140周年を記念した学校祭では、東部中1、2年生になった“初代”の子供たちが母校に舞い戻り、書道パフォーマンスで成長した姿を披露する予定。

大きな筆を持ち、力いっぱい文字を書く地見興屋小の6年生たち
大きな筆を持ち、力いっぱい文字を書く地見興屋小の6年生たち


2014年(平成26年) 10月4日(土)付紙面より

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大きく育ってネ ヒラメの稚魚を一緒に放流

 加茂水産高校(佐藤淳校長、生徒155人)と湯野浜小学校(阿部美恵子校長、児童112人)の「学習会と合同放流」が3日、湯野浜小裏の海岸で行われ、子どもたちがヒラメの稚魚放流を通してヒラメの生態について学んだ。

 加茂水産高校では、1992年度から栽培漁業の理念と技術を習得させることを目的に、中間育成したヒラメの稚魚を県内の海岸に放流してきた。また学習会を通じ加茂水産の生徒が講師として湯野浜小の児童に接することで学習効果を高めている。この日は加茂水産の海洋資源科アクアライフ系3年生15人、湯野浜
小の5年生13人が参加した。

 初めに湯野浜小で「ヒラメは何を食べているの?」、「ヒラメは何歳くらいまで生きるの?」などクイズを通してヒラメの生態を学んだ。その後、小学校裏の海岸で高校生の指導の下、「波に乗せてあげるように放そう」とアドバイスを受けながら手ですくって稚魚100匹を放流した。湯野浜小5年生の工藤弘陽くん(10)は「ヒラメはぬるぬるしていた。大きくなってほしい」と話した。放流した稚魚は多くが庄内近辺の海洋で成長し、3―4年後に30センチほどまで大きくなるという。

波にぬれながらヒラメの稚魚を放流した
波にぬれながらヒラメの稚魚を放流した



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