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2014年(平成26年) 10月8日(水)付紙面より

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おばあちゃんはすごい!! 伝統装束で稲刈り体験

 酒田市の南平田小学校(長岡均校長、児童293人)の5年生が7日、学校北側の実習田で、ハンコタンナなど伝統の装束で、春に自分たちで植えた「つや姫」の稲刈りを体験した。

 同校では1993年から土田治夫さん(53)=同市飛鳥、農業=のほ場10アールを借り、授業の一環で稲作体験に取り組んでいる。今年は5年生61人が総合学習の一環で、春に土田さんの指導で田植えを行い、稲を観察しながら育ててきた。

 この日は参加した全5年生のうち、女子はかすりの着物にハンコタンナという伝統の装束で体験に臨んだ。青空が広がる中、子供たちは土田さんやJA庄内みどり青年部のメンバーらの指導で、鎌で一束ずつ丁寧に刈り取り、ひもで縛った後、天日乾燥用の稲ぐいまで運んだ。

 齋藤楓華さん(10)は「おばあちゃんがやっていたのを見たことがあり、とても速く刈っていたので簡単だと思っていたが、やってみたら大変で、おばあちゃんはすごいと思った」、齋藤幸人君(10)は「腰が痛くなって大変だが、みんなと一緒にやると楽しい。田植えのときは5本ぐらいの稲が30本近くに増え、稲の力はすごい」と話した。

 5年生たちは9月に遊佐町で行われたツーデーマーチで、参加者に「つや姫」のパンフレットを配るPR活動も実施。この日収穫した稲は乾燥後、足踏み脱穀機で脱穀し、11月下旬の収穫感謝祭でおにぎりなどにして食べる予定。

ハンコタンナ姿で稲を刈る南平田小の5年生たち
ハンコタンナ姿で稲を刈る南平田小の5年生たち


2014年(平成26年) 10月8日(水)付紙面より

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友情深め日本文化の体験も ラフォア市から中学生の訪問団

 鶴岡市と友好都市の盟約を結ぶ南太平洋・ニューカレドニアのラフォア市の中学生を中心とした訪問団が6日に来鶴した。同日夜、鶴岡市のグランドエル・サンで歓迎会が開かれ、中学生たちがホストファミリーと対面。11日まで滞在し、ホームステイや鶴岡一中での授業体験などを通して日本の文化に触れる。

 一行はラフォア中学校で日本語を学ぶ13―15歳の生徒20人(男子5人、女子15人)とラフォア市議会議員、引率教員の計24人。5日に来日し、翌6日に鶴岡へ入った。

 歓迎会は鶴岡市と鶴岡・ラフォア友好協会(勝木正人会長)の主催。ホームステイを引き受ける同市内の家族など約90人が出席した。初めに榎本政規市長が「来年2月に両市の友好都市盟約が20周年を迎える。互いの地域を訪問することは、特に若者にとって良い経験となる。今後、両市の友好がより強固なものになることを願う」、勝木会長が「ホームステイや鶴岡一中での授業体験を通し、新しい友達との出会いもあるはず。友情を深めてほしい」と歓迎のあいさつをした。

 続いて訪問団を代表して市議のマリー・ポール・ポアウィさんが「互いの生活の違いを学び、交流と触れ合いの中で文化はより豊かなものになる。受け入れてもらえるなら20周年の際も訪問団を送りたいと思っている」と語り、20人の中学生が1人ずつ「初めまして。ニューカレドニアから来ました」と日本語であいさつした。その後、中学生たちはホームステイ先の家族と同じテーブルに着いた。最初は緊張した表情を見せていたが、次第に身振り手振りを交えながらコミュニケーションを図り、親交を深めていた。

 鶴岡とラフォアの交流は、「同じ太平洋圏で海に囲まれた日本の都市と友好を」とラフォアからの要望で、1990年から民間レベルでスタート。95年に友好都市の盟約を結び、来年2月に20周年を迎える。中学生を中心にした相互訪問などの交流が続いており、ラフォアから2年に1回のペースで訪問団が来鶴している。

歓迎会の席上、20人の中学生が「初めまして、ニューカレドニアから来ました」と日本語であいさつ
歓迎会の席上、20人の中学生が「初めまして、ニューカレドニアから来ました」と日本語であいさつ



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