2014年(平成26年) 11月8日(土)付紙面より
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鶴岡市農業委員会主催の食育教室が7日、同市藤の花一丁目の市藤島こりす保育園(秋山文子園長、園児192人)で開かれ、市農委のメンバーが園児に米のとぎ方を教えたり、炊きたてのつや姫でのおにぎり作りなどを通し、食の大切さを伝えた。
子どものうちから米作りや食に関心を持ってもらおうと、市農委の食育・地産地消専門委員会(武田三喜子委員長)が2年前から市内の保育園を訪れて開催している。
この日は農業委員14人が同保育園を訪問し、4歳児の3クラス計70人が参加。初めにクラスごとに米とぎを体験。武田委員長が「『握ってパッ』を5回ずつしてください」と説明し、子どもたちがグループごとに1合ずつボウルに入れたつや姫を順番にといだ。メンバーたちは子どもたちの手に付いた米を「1粒も落とさないで」と声を掛けるなど、手間暇かけて作った米の大切さを教えた。
引き続きプレイルームに集まり、園児がといだ米をガラス製の鍋で炊いて見せたり、米にまつわる紙芝居などを披露。昼食は自分たちで握ったおにぎりを一緒に食べて交流した。
武田委員長は「子どもたちが生き生きとした目で聞いてくれるのがうれしい。小さいうちからお米のおいしさを知ってもらえたら」と話していた。