2014年(平成26年) 11月8日(土)付紙面より
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鶴岡市大塚町の鶴岡養護学校(土門明校長、児童生徒121人)で7日、「つるよう感謝祭」が行われ、児童生徒らが餅つきやバザーを通して地域住民と交流を深めた。
同校は昨年度から県教育委員会の「活力あふれる特別支援学校づくり推進事業」を受け、大塚町住民との交流を続けている。感謝祭も地域との絆づくりの一環として昨年から行っている。
感謝祭は小学部児童との交流と中学部、高等部生徒によるバザー「きて?ね」の2部に分けて開催。このうち、第1部には小学部児童16人と保護者、地域住民、教員など合わせて60人が参加し、餅つきと会食、児童の音楽発表が行われた。子どもたちは地域住民に教わりながら餅つきを体験。住民や児童らは「よいしょ!よいしょ!」と声を上げて餅つきを見守り、児童たちが田植えや稲刈りを体験した米で作ったおにぎりとともにつきたての餅を味わった。続いて児童の歌の発表やバザーが行われ、地域住民らが児童生徒らと楽しく交流を深めた。
子どもたちと一緒に餅をついた同町の五十嵐要二さん(75)は「子どもたちが餅つきに関心を持ってくれて良かった」、町内会長の齋藤三五さん(65)は「子どもたちから元気をもらっている。今後も交流を続けたい」とそれぞれ話していた。