2014年(平成26年) 11月11日(火)付紙面より
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酒田市の天真学園高校(齋藤正典校長)で8日、「秋の味覚フェア」が開かれ、食育調理科の生徒たちが腕によりをかけて作った和洋中のさまざまな料理を格安で販売、大勢の市民が舌鼓を打った。
同科の生徒が中心になって2011年度、東日本大震災の避難者の支援や、住民の学校理解を深める狙いで始めた。
4年目の今年は、同科の1―3年生が協力して、カレーうどん、炊き込みご飯、エビチリピザ、焼きギョーザ、サバのみそ煮、シフォンケーキなど12種を調理し、200―300円を中心にした価格で販売した。
会場となった同校敷地内のテントには、午前11時の開始時間前から大勢の市民らが詰め掛け、列をつくった。ギョーザやピザなどはその場で焼きながら熱々を提供。飲食コーナーでは「おいしい」と笑顔が広がった。震災の被災者には2品まで無料で提供した。
2年生の堀井裕加さん(17)は「たくさんのお客さまが来て、売る大変さも実感。おいしいと食べてもらえるのが、とてもうれしい」と話した。