2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2014年(平成26年) 9月19日(金)付紙面より

ツイート

厳しい環境の中 県産新米初出荷

 本年県産新米の出荷式が18日、酒田市のJA全農山形庄内連合農業倉庫(山居倉庫)で行われ、全量「1等米」と判定された主力品種「はえぬき」の新米約24トンが大型トラックに積まれ、県内に向けて出荷された。

 初出荷されたのは、庄内たがわ、やまがた、山形おきたまの3JAで収穫された「はえぬき」。初出荷式は新米出荷を消費者に広く告知するとともに、日本穀物検定協会による食味ランキングでの連続「特A」獲得を祈願しようと、JA全農山形(長澤豊運営委員会会長)が企画し、関係者約60人が出席した。

 神事で連続「特A」獲得、安全輸送を祈願した後、黒井徳夫運営委員会副会長が「消費減退、過剰在庫など米をめぐる環境はかつてないほど厳しく、概算金も需給環境を反映したものになった。『ごはんの日』を制定するなど米の消費拡大に向け、JAでは新たな取り組みも提案している。厳しい情勢に打ち勝つためにも絶大な支援・協力を」とあいさつし、テープカット。同市の浄徳幼稚園年中児55人が風船を飛ばし、羽黒山伏によるほら貝が鳴り響く中、新米を積んだトラックが山居倉庫を後にした。

 JA全農山形米穀集荷販売課の堀豊課長は「17日現在、収穫された全量が1等米だった。しかし、8月中旬からの日照不足は否めない。これからは適期刈り取りを広く呼び掛けていきたい」と述べた上で、「販売環境はこれまで経験したことがないほど厳しい。戦国時代という認識だ。戦略的に価格を提示し、しっかりと早期販売に努めたい」と語った。

本年産県産米を積み込んだトラックが山居倉庫を出発
本年産県産米を積み込んだトラックが山居倉庫を出発


2014年(平成26年) 9月19日(金)付紙面より

ツイート

「すごい!」歓声上がる はたらく車の見学会

 鶴岡市小淀川のNEXCO東日本鶴岡管理事務所(大貫利文所長)で18日、「はたらく車の見学会」が行われた。鶴岡市立京田小学校(佐藤典子校長、児童82人)の1、2年生が校外学習で、高速道路の維持管理に使用されている車両について学んだ。

 同事務所は高速道路の仕組みや業務への理解、安全啓発などを目的に見学会を開催しており、今回は3年ぶりの実施。京田小の1、2年生24人が参加した。

 同事務所の敷地内にはロータリー除雪車や散水車、道路巡回車(パトロールカー)のほか、県警のパトカーなど計6台の「はたらく車」がお目見え。児童たちは職員から「ロータリー除雪車は走行しながら、高速道路の外側に積もった雪を上の煙突から飛ばす」など説明を聞き、運転席に座るなど試乗した。また、「何万円するのですか」と質問し、「1台4000万円です」と教えてもらうと目を丸くしていた。

 このほか、高速道路の汚れを落とす散水車がデモンストレーションで噴水のように放水を行うと、児童たちは「すごい!」と歓声を上げていた。2年生の佐藤朝緋さん(7)は「ロータリー除雪車は普通の車と違って左側にハンドルがあった。車の前に煙突があるので、ちゃんと前が見えるようにするためと教えてもらった」と話していた。

京田小の1、2年生が高速道路で働く車の仕組みについて学んだ
京田小の1、2年生が高速道路で働く車の仕組みについて学んだ



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field