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2014年(平成26年) 9月27日(土)付紙面より

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コミュニケーションの大切さ学ぶ 小中学生が鹿児島、米国での体験を発表

 酒田市松山地域の「青少年国内外交流事業」報告会が25日、市松山農村環境改善センターで開かれ、鹿児島県志布志市に行った小学生と、米国マサチューセッツ州ケープコッドに行った中学生たちが、異文化と出合った驚きやホームステイ先で知った人のぬくもりなど、体験を発表した。

 ともに旧松山町が始めた交流事業で、市が継続している。志布志市との交流は1994年度、鹿児島県松山町(2006年に合併し志布志市に)との間で、同じ町名を縁にスタート、95年度に両町は友好町の盟約を締結している。今年は8月1―4日の日程で、松山、内郷、地見興屋の3小学校の5、6年生9人が訪問。現地の小学生宅にホームステイしながら、郷土食かるかん作りやいるかランドの見学などを体験した。

 一方、ケープコッドは1995年度、当時、松山中に赴任していたALT(外国語指導助手)の紹介で交流がスタート。今年は8月9―17日の日程で、東部中(今春に松山中と飛鳥中が統合)の2、3年生7人が訪問。松山中の姉妹校・ライトハウスチャータースクールの生徒宅にホームステイしながら、海水浴やカヤック体験、ボストンの街やハーバード大の見学などを行った。

 この日の報告会には市の関係者や保護者を含め約50人が参加。各引率教諭が訪問の概要を説明した後、参加した児童・生徒全員が一人ずつ体験を報告した。

 鹿児島に行った小学生は「イルカショーは迫力があった」「自分のことを全部自分でするのは大変だった」「ホームステイ先のお母さんが本当のお母さんのように接してくれた」「知らない人と話すのが苦手だったが、克服できた」などと発表。米国に行った中学生は「ハグ(相手を軽く抱くあいさつ)には驚いた」「家にプールがあり、庭も広い。食べ物も大きかった」「イエスか、ノーか、自分の意志をはっきり伝える大切さを感じた」「自分から積極的にコミュニケーションする大切さを学んだ」などと報告。

 来年1月には志布志市の小学生、同8月にはケープコッドの中学生がそれぞれ来酒し、今回訪問した児童・生徒宅にホームステイする予定。報告ではそれを踏まえ、「精いっぱい恩返しをしたい」「日本食など日本の良さを伝えたい」と受け入れ時の抱負を述べる子もいた。

鹿児島や米国訪問の体験を報告する児童・生徒たち
鹿児島や米国訪問の体験を報告する児童・生徒たち


2014年(平成26年) 9月27日(土)付紙面より

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東京五輪目指し精進を

 全国高校総合体育大会(8月1―20日、南関東ブロック)の水泳競技で優勝した西脇怜奈さん(17)=鶴岡南高3年=と長谷川鼓さん(17)=鶴岡工業高3年=の2人が25日、鶴岡市役所を表敬訪問し、榎本政規市長に優勝を報告した。

 西脇さんは競泳女子100メートル背泳ぎで1分1秒55、同200メートル背泳ぎで2分10秒35と、それぞれ自己ベストを記録し優勝。さらに今月12―14日の第69回国民体育大会(長崎がんばらんば国体2014)では競泳少年女子Aの200メートル背泳ぎで2分10秒30とさらに自己ベスト記録を縮めて優勝した。

 長谷川さんは競泳女子400メートル自由形で4分12秒83の記録を出して2年ぶりの栄冠をつかんだ。さらに同国体でも競泳少年女子共通400メートル自由形に出場し4分12秒92の記録で優勝した。

 鶴岡市役所を訪問した2人は、榎本市長から「ともに素晴らしい成績を挙げたことをうれしく思う。本当におめでとう」とねぎらいを受け、鶴岡シルク製のクマの縫いぐるみがプレゼントされた。

 その後の懇談では榎本市長から「高校3年間で成長したという手応えは」と尋ねられると、西脇さんは「けがに苦しんだ時期もあったが、しっかりと目標を定めて最後の夏に自己ベストを更新できた。お世話になった人たちへ少しは恩返しができたと思う」、長谷川さんは「昨年からタイムが伸び悩んだが限界を感じたわけでなく、気持ちを切らさず大会に臨めた。精神的な部分で成長できたかも。自己ベストを更新できなかったのが心残り」とそれぞれ語った。

 最後に榎本市長から「今後、進学してさらに水泳に打ち込むと思う。アジア大会や6年後の東京五輪を目指してほしい」と激励を受けると、「頑張ります」と声をそろえた。

インターハイ金メダルを下げて笑顔を見せる西脇さん(右)と長谷川さん
インターハイ金メダルを下げて笑顔を見せる西脇さん(右)と長谷川さん



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