2014年(平成26年) 9月4日(木)付紙面より
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鶴岡市三瀬の気比神社(石塚志郎宮司)境内の相撲場で3日、奉納相撲大会が行われた。地元の保育園児と小中学生が参加し、大勢の保護者や住民が見物する中で熱戦を繰り広げた。
奉納相撲大会は、同神社の秋の例大祭に当たる9月3日に毎年行われている。以前は庄内全域から力自慢が集まり、大人の大会も開かれていたが次第に参加者が減り、30年ほど前から子供の大会だけになった。現在は三瀬小学校(工藤健一校長)の校内相撲大会を兼ねて開催しており、三瀬保育園の園児と豊浦中学校の男子選抜選手による取組も行われている。
この日の午前中は小学生が男女ごと学年別のトーナメント、または総当たり戦を行ったほか、中、高学年女子の東西対抗戦(団体戦)、3年生以上の男子による学年別の勝ち抜き戦(盾争奪戦)が行われた。また、保育園児は男女の区別なしでトーナメント戦を行った。
男子はまわし姿、女子は腰にたすきを巻いた体操服姿で土俵に上がり、「はっけよい」の合図でぶつかり合った。自分より体の大きい選手を倒す児童もおり、観客席から大きな拍手と歓声が起こっていた。保育園児と小学6年生の男女優勝者には、竹を紅白の水引などで飾った「梵天(ぼんてん)」が贈られた。
午後からは中学生男子による取組が行われた。
2014年(平成26年) 9月4日(木)付紙面より
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酒田市米消費拡大推進協議会(会長・本間正巳市長)による「米粉パン」給食が2日、市内3小学校で行われ、地元産はえぬきの米粉を使って東北日本ハム(同市広栄町三丁目、澤田潔志社長)が製造している「米粉パン」を児童たちが味わった。
JA庄内みどり(同市曙町一丁目、阿部茂昭組合長)管内で生産される米粉用米は、食品原材料製造・販売などの波里(栃木県佐野市、藤波一博社長)に出荷。この一部を使い、東北日本ハムは2010年から小麦アレルギー対応の「米粉パン」を製造し、人気商品となっている。
今回の給食は、食育・地産地消の推進を図るとともに、学校給食における食物アレルギー問題の高まりなどを受け、同協議会が同社の協力で昨年に引き続き企画。この日を皮切りに11月12日までの間、市内19校で行われる。
2日の3校のうち富士見小学校(船越誠校長、児童399人)では、児童たちはそのまま味わったり、おかずを挟んだりと思い思いに米粉パン特有の食感を楽しんでいた。6年の土田温万君(11)は「米の味もしてとてもおいしい。普通のパンとかんだ感触が違う」と話していた。