2014年(平成26年) 9月9日(火)付紙面より
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鶴岡市赤川河川緑地で7日、恒例の「月山ワインまつり」が行われた。県内外から大勢の家族連れや友人グループが訪れ、同市朝日地域特産の月山ワインを心行くまで楽しんだ。
月山ワインの普及拡大を目的に、市や出羽商工会、JA庄内たがわ、JA鶴岡などで組織する実行委員会(佐藤勝仁委員長)の主催で毎年この時期に開催している。今回で38回目を迎えた。
雨天だった前回と打って変わり、今回はすっきりした青空で汗ばむほどの陽気となった。庄内一円をはじめ首都圏や仙台市、鶴岡市の姉妹都市・北海道木古内町など県外から家族連れや友人同士、職場の仲間など約1600人が集まった。
会場で月山ワインの赤、白、ロゼと山ぶどうジュースのたるを6カ所に設置。ワインとジュース全て合わせて約1600リットルを準備し、飲み放題で提供された。来場者は好みのワインをたるからグラスや瓶に注ぎ、バーベキューとともに思う存分味わっていた。また、オリジナルワインのグラス販売や、だだちゃ豆アイス、山ぶどうシャーベットなど庄内の特産品も販売された。家族や友人と一緒に訪れた庄内町余目の橋本美章さん(40)は「昨年はかっぱに長靴でのバーベキューだったが今年は晴れて良かった。暑くて冷たいワインが進む。昼からおいしいワインをたくさん飲めるなんて素晴らしいイベント」と笑顔で話していた。
2014年(平成26年) 9月9日(火)付紙面より
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学校の統廃合に伴い来年3月末で閉校となる鶴岡市立小堅小学校(小山田正幸校長、児童26人)で7日、閉校記念を兼ねたPTA行事が開かれ、子供たちが校庭のコンクリート壁に思い出の壁画を描くとともに、流しそうめんをして楽しいひとときを過ごした。
同校は少子化に伴う市の学区再編計画に基づき、来年4月に三瀬、由良の両小学校と統合し、現三瀬小の場所で「豊浦小学校」として再スタートを切る。今回は、小堅小と同校PTA(佐藤智樹会長)が閉校記念事業の一環で開催。全児童と保護者が参加した。
初めに子供たちはグラウンド南西側のコンクリート壁(高さ約6メートル、幅約20メートル)に、閉校記念の壁画をペンキで描いた。事前に全児童や先生たちで相談したデザインで、青い海や夕日、校章の図案にもなっているイワユリ、「こがた丸」の船2隻の上には全児童がそれぞれ自分の顔を描いた。
続く流しそうめんでは、お父さんたちが竹で長さ10メートルほどの樋を設置。全児童が麺を流す班と食べる班の2班に分かれ、交代で楽しんだ。お母さんたちにゆでてもらったそうめんをはじめ、ハムやミニトマト、チーズなどが冷たい水と一緒に次々に流れてくると、子供たちは競い合うように箸ですくって頬張り、「ちょっと早過ぎる」「どんどん食べないと…」など笑いと歓声を響かせていた。