2015年(平成27年) 11月20日(金)付紙面より
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鶴岡市の大泉保育園(平藤久喜園長、園児111人)で19日、「もちつき交流会」が開かれ、園児たちが餅つきや押し餅作りを楽しみながら地域住民と交流を深めた。
交流会は同園が食育と世代間交流の一環として、稲作り体験の感謝と、餅つきや押し餅作りなどの風習への関心や理解を深めてもらおうと、2012年度から毎年行っている。この日ついた餅は、同園年長児24人が同市井岡の吉住興一さん(44)から借りた田んぼ2アールで栽培したもち米を使用。今年5月に園児たちが手植えし、9月に収穫した。
交流会には地域住民9人が参加し、年長児と共に餅つき。きねを振り下ろすたび、見守る園児たちからは「よいしょ、よいしょ」「頑張れー」と声援が送られた。園児たちはつきたての餅を味見し、住民らに教わりながら押し餅作りに挑戦。お手玉遊びなどで交流を深め、あんこ餅やきな粉餅にしてみんなで食べた。
吉住果歩ちゃん(6)は「あったかくて、耳たぶみたいにぷにぷにしておいしかった。自分で植えたお米でできたお餅を食べるのはうれしい」と話していた。