2015年(平成27年) 11月22日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市の加茂水産高校(佐藤淳校長、生徒141人)の海洋資源科食品系の3年生たちが20日、弁当を作って加茂地区の一人暮らしの高齢者宅へ配った。
手作り弁当の配布は、生徒たちがこれまで学習した調理技術を生かして地域の高齢者たちとの交流を図ろうと、10年以上続くボランティア活動。今回は3年生10人が30人分の弁当を調理、配布した。
午前中は同校で生徒たちが、ひじきご飯、しらす入り厚焼き卵、ホウレンソウの白あえ、孟宗(もうそう)と大根の煮物の4品を作り、実習で作ったサンマ味付け缶詰を加えた5品を弁当に詰めた。生徒たちは2、3人の班に分かれ、担当教員に「火が通りやすいように薄く切って」「きれいに焼き目を付けて」などアドバイスを受けながら丁寧に調理。山田楓華さん(18)は「大量の卵を混ぜるのが大変だったけど、おいしく食べてもらえたらうれしい」とたくさんの厚焼き卵を作っていた。
午後からは民生委員らと共に、地区内の高齢者宅を訪問。出来たての弁当を配布した。