2015年(平成27年) 4月11日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡東高校(齋藤哲校長、生徒761人)で改築が進められていた中央体育館が完成し9日、竣工式が行われた。同校の生徒や教職員、PTA役員、工事業者など関係者がテープカットし、さらに充実した教育施設の完成を祝った。
同校の中央体育館は、当時の鶴岡商業高校開校の翌年となる1970(昭和45)年に竣工した。以来、44年間にわたり生徒たちが使用していたが、耐震化の必要性が高まったため昨年5月、改築工事に着工。先月24日に完成した。その間、中央体育館の代替機能を持たせる施設として敷地内に南体育館を新設した。
新しい中央体育館は鉄筋コンクリート造り2階建て(地下1階付き)、延べ床面積は2600平方メートル超で旧中央体育館の約1・5倍の広さとなった。屋根部分はアルミニウム板ぶきで、ダイヤモンドトラス構造を採用して強度を高めている。1階アリーナは約1950平方メートルでステージや教員室、器具室などを備える。
2階には旧体育館になかったランニングコース(1周約155メートル)を設置。アリーナを展望するギャラリーを兼ねている。地下は倉庫となっており約100平方メートルの広さ。
竣工式には教職員や生徒、工事業者など約200人が出席。初めに齋藤校長が「旧中央体育館は本校の歴史とともにあり、多くのエピソードや思いが込められている。これからは新体育館で夢や目標の実現のため、それぞれの活動に力を入れてほしい」とあいさつした。
来賓祝辞に続き、生徒会の角田康太会長(3年)が「立派な体育館を造っていただき、ありがとうございます。より良い環境で部活や学校行事を送れるのが楽しみで仕方がない」と謝辞を述べた。その後、齋藤校長や本山経一PTA会長、角田生徒会長など関係者6人がテープカットし、新体育館完成を祝った。引き続き男女のバスケットボール部が記念試合を披露した。
2015年(平成27年) 4月11日(土)付紙面より
ツイート
由良、三瀬、小堅の3小学校が統合した鶴岡市立豊浦小学校(鶴岡市三瀬、工藤健一校長、児童136人)の開校式が10日に行われた。児童たちが「3校の伝統と歴史を引き継ぎ、力を合わせて勉強や運動に頑張る」と決意を述べ、新たな一歩を踏み出した。
豊浦小は、少子化に伴う市の学区再編計画に基づき由良、三瀬、小堅の3校が統合。校舎は旧三瀬小を使用する。開校式には児童と教職員、来賓、保護者など合わせて200人余りが出席。田中芳昭教育委員長の開校宣言に続き、榎本政規市長から工藤校長へ校旗が手渡された。
続いて榎本市長が式辞で「児童たちが健やかに成長し、やがて地域の中核として明日を担ってくれることを期待する。岩ユリのように困難にも負けず、大地にしっかりと根を張り大きな花を咲かせてほしい」、工藤校長があいさつで「本校が地域の未来づくりの拠点となるよう努力したい。今後とも地域の皆さんから子供たちの成長を見守ってもらえれば」とそれぞれ述べた。
その後、児童代表として三瀬地区の齋藤祐麻君(6年)、小堅地区の佐々木悠真君(同)、由良地区の佐藤里咲さん(同)が「みんなで新しい伝統をつくっていこう」「仲の良い明るく元気な学校にしよう」などと呼び掛け、工藤校長と3人が手を重ねて「みんなで力を合わせて頑張ろう!」と決意表明した。
最後に児童たちが新校歌を高らかに歌い、学びやが新たな歴史を刻み始めたことを祝った。