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2015年(平成27年) 4月8日(水)付紙面より

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里山にも春の訪れ

 鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地でミズバショウが咲き、里山に春を告げている。

 ミズバショウはサトイモ科の多年草。花のように見える純白の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に黄色の穂状の花を咲かせる。松ケ岡地区では幅30メートル、奥行き70メートルの湿地に約2万株が自生し、例年3月下旬から咲き始める。

 例年この時期には残雪があるものの、今年は雪解けが早く、既に咲き始めた。湿地には遊歩道が設けられ、小川沿いのあちこちに鮮やかな緑の葉と純白の仏炎苞が姿を現し、みずみずしい美しさを漂わせている。

 見頃を迎える前に、12日に地元住民や市羽黒庁舎観光商工室で杉枝の除去などの美化活動を行う予定。

 また、18―26日には近くの松ケ岡開墾場で「松ケ岡桜まつり」が開催される。

湿地のあちこちに緑と白の鮮やかな姿を見せるミズバショウ=6日午後、鶴岡市羽黒町松ケ岡
湿地のあちこちに緑と白の鮮やかな姿を見せるミズバショウ=6日午後、鶴岡市羽黒町松ケ岡


2015年(平成27年) 4月8日(水)付紙面より

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鶴岡市がポケットパーク整備

 鶴岡市馬場町にある県指定天然記念物「馬場町のタブノキ」周辺で、鶴岡市がポケットパークの整備を進めている。今月末の完成予定で、樹齢400年と推定される巨木の緑陰が、市民やまちなか観光の人々に憩いの場を提供する。

 同市によると、馬場町のタブノキは幹回り約4・4メートル、高さ約18メートル。江戸時代の庄内藩家老・服部瀬兵衛の屋敷跡に生えており、当時、飛島検地に行った際に持ち帰った苗木を植栽して育てたと伝えられている。

 タブノキは暖地系の常緑樹で、東北地方でも冬期間の季節風が直接当たらない場所に群落をつくる例はあるが、樹齢400年の巨木に生育するのは極めて珍しいとして、1964(昭和39)年に県の天然記念物に指定された。

 ポケットパークは、旧鶴岡市消防本部・消防署跡地への鶴岡商工会議所会館の移転新築に合わせ、市が1300万円で整備している。これまでの約2倍の256平方メートルの広さになり、タブノキの根を踏み固めないよう周囲に低木のサカキを植栽して囲い、外側に半円状のウッドデッキを設けてベンチとして活用。このほか透水性のインターロッキング舗装、ドウダンツツジの植栽などを施す。

 鶴岡ロータリークラブが88年に建立して市に寄贈し、タブノキのそばにあった「敬天愛人の碑」もポケットパーク内に残す。

 隣接し今月中に業務を開始する新鶴岡商工会議所会館は、テナント入居などで観光情報発信や飲食、物産販売機能も持つ。市公園緑地係は「観光客や散策の人たちが、巨木の緑陰で一息つける空間として利用してもらえれば」と話している。

4月中の完成を目指して整備が進む馬場町のタブノキのポケットパーク
4月中の完成を目指して整備が進む馬場町のタブノキのポケットパーク



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