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2015年(平成27年) 8月19日(水)付紙面より

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英会話やゲームで楽しく 立川中生が山大農学部留学生と交流

 庄内町立立川中学校(石崎幸宏校長)で18日、国際交流活動が行われ、3年生が山形大農学部(鶴岡市)の留学生たちと英語での談話やゲームを通して楽しく交流した。

 外国出身者との交流を通し、世界に目を向け視野を広げてもらおうと同校が初めて企画した。今回は3年生17人が参加。ゲストは農学部留学生の王莫非さん(27)=中国、マセンドラさん(23)=インドネシア、ユニタ・アジュン・ヌルマンギラサリさん(22)=同=の3人が招かれた。

 初めに生徒たちが5、6人ずつ3グループに分かれて「吹奏楽部でホルンを演奏している」「ハムスターを飼っている」と英語で自己紹介。「日本の食べ物で気に入ったものは」という生徒の質問に、留学生が「お好み焼きが好きだが、宗教上の理由で肉が食べられない」と説明すると文化の違いに驚きの声が上がった。

 また、「好きな食べ物は納豆」と生徒が話すと留学生が「納豆はまだ食べられない」と応じ、笑いが広がった。留学生が「インドネシアでも日本のコミックは有名」と語り、タイトルを告げると生徒の間から感心した声も出ていた。

 その後、レクリエーションでフルーツバスケットが行われた。英語で「音楽が好きな人」「白い靴を履いている人」などさまざまな題が出され、生徒も留学生も入れ代わり立ち代わり椅子に座った。男子生徒が席の奪い合いをすると大きな笑い声が起こっていた。

 ユニタさんは「生徒たちはとてもフレンドリー。英語も上手に使ってコミュニケーションできた」、中條雄斗君(15)は「知っている英語が出てきたので、何とか会話できたと思う。今後に役立つような良い経験ができた」と話していた。

レクリエーションで生徒と留学生がフルーツバスケットを楽しんだ
レクリエーションで生徒と留学生がフルーツバスケットを楽しんだ


2015年(平成27年) 8月19日(水)付紙面より

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来年統合あさひ小校歌制作へ 新井満さん訪問

 来年4月に大網小と統合し朝日地域唯一の小学校となる鶴岡市立あさひ小学校(蛸井由美子校長、児童166人)の新校歌制作に向け、地域と交流のある作曲家で芥川賞作家の新井満さん(北海道在住)が17日、あさひ小を訪れ児童たちと交流し、新校歌の歌詞やメロディーのイメージを膨らませた。

 あさひ小は2014年4月に旧朝日小と旧朝日大泉小が統合し誕生。来年4月には大網小(渡部敬校長、児童15人)との統合を控える。新校歌の制作は、小説「月山」で知られる旧朝日村と関わりの深い芥川賞作家、森敦と師弟関係にある新井さんに市教育委員会が依頼。交流会は児童たちの声を聞きたいと新井さんの要望で開かれた。

 この日は夏休み中の児童と保護者、住民らも参加。新井さんを囲んで初めに旧朝日大泉、大網、旧朝日の各小学校の校歌を披露。続いて、あさひと大網の2校の6年生が中心となり、1学期に実施したアンケートを基に「大鳥池」「カタクリ」「自然」「あいさつ」「仲良く」「元気」など歌詞に入れてほしい言葉トップ10などを発表した。

 子どもたちの発表に続きマイクを握った新井さんは、「普段どんな音楽を聞いているか」「人生で一番うれしかったこと」「大きくなったらなりたいものは?」と子どもたちに逆にインタビュー。「好きな歌を歌ってみて」など軽妙なやりとりで子どもたちの言葉を引き出し、「ここに来る前にグラウンドや校舎でロケハンをしてきた。廃校になるのは悲しく切ない。懐かしい校舎や先輩たちを忘れてはいけない。たくさんのリクエストを聞いた。帰って早速取り掛かりたい」と話した。

 最後は新井さんの訳詞・作曲で知られるヒット曲「千の風になって」を新井さん自身が披露したほか、児童たちも合唱した。

 新校歌は年内に完成する予定という。

新校歌制作に向け、児童たちと交流する新井さん
新校歌制作に向け、児童たちと交流する新井さん



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