- 音声ブラウザをご利用のお客様向けのリンクです。
- 本文へジャンプする
荘内日報ニュース
ページを移動する
2015年（平成27年） 8月21日（金）付紙面より
ツイート多くの小学校で２学期スタート 元気な声校舎に響く
庄内地方の小学校18校で20日、2学期の始業式が行われた。また、2学期制を実施している3校でも同日から授業を再開、約1カ月ぶりに児童たちの元気な声が校舎内に響き渡った。
酒田市の浜田小学校（寺嶋一郎校長、児童228人）では午前8時35分から体育館で始業式。校歌を斉唱した後、児童代表が「友達と仲良くする」「忘れ物をしない」などと2学期の目標を発表した。
寺嶋校長は冒頭、「夏休み中に事故に遭った人がいない上、今朝、気持ちの良いあいさつを聞き、とてもすがすがしい気持ち」と述べた。そして、▽自分のことはしっかりとやる▽人の気持ちを考えて行動する▽くじけずにやり抜く―の3つを呼び掛け、「力がぐんと伸び、仲間との絆が一層深まるのが2学期。仲間と協力して行事や勉強に取り組み、心と体が一段とたくましく成長することを期待する」と語った。
引き続き各教室でホームルーム。担任教諭の「夏休みの宿題、頑張ってきましたか？」という問いに、児童たちは「はーい」と元気に返答。木製巣箱や画用紙で作ったのれんといった工作類、授業で習ったことを発展させた色の研究、体力づくりの成果など、この夏の「頑張り」を児童一人一人が発表した。
県庄内教育事務所によると、3学期制を実施する小学校では26日までに全ての学校で2学期が始まる。
多くの小学校で2学期がスタート。児童が夏休み中の「頑張り」を発表＝20日午前、浜田小
2015年（平成27年） 8月21日（金）付紙面より
ツイートがん征圧目指し 鶴岡で24時間リレーウオーク
がん征圧を目指し、がん患者や家族、支援者らが夜通し交代で歩き勇気と希望を分かち合うチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2015鶴岡」が22、23日、鶴岡市の鶴岡公園疎林広場で行われる。「がん患者は24時間、がんと闘っている」「命をつなぐ」との思いを共有しリレー形式で24時間歩き通す。日本対がん協会と地元のボランティアでつくる実行委員会が主催、厚生労働省が後援し、県内では初の開催となる。
30年前に米国の医師がトラックを24時間走り続け、がん患者支援のための寄付を募ったのが始まり。昨年は世界25カ国で開催された。日本では10年ほど前に始まり、年々開催地が増え、昨年は全国43カ所、約8万人が参加した。
鶴岡での開催は、仕事を辞めてがんの親族をみとった経験を持つ市民が、「がん患者とその家族ために何ができるのか」と何年も葛藤する中で、リレー・フォー・ライフのイベントを知り、参加したことがきっかけとなり、動きだした。昨年秋に市民有志で鶴岡実行委員会を立ち上げ開催準備を進めてきた。
鶴岡のイベントは「のんびり歩いて 語ろう 学ぼう がんのこと」を合言葉に開催。22日正午にスタートし、翌23日正午までの24時間のリレーウオークを目指す。歩くコースには、特製紙袋にオレンジ色の発光ダイオード（ＬＥＤ）を入れて明かりをともす「ルミナリエ」を設置し、夜間には歩行の目印にする。紙袋にはがん患者や病院関係者、子供たちが書いたメッセージが添えられる。
市内のがん患者や家族、ボランティアのほか、千葉県のがん患者や開催を計画する新潟県内の関係者ら県内外からの参加者が見込まれている。参加はリレーウオークが1人1000円で、がんの告知を受けた人と高校生以下は無料。ルミナリエは1枚500円。ほかに、がん患者支援に関する協賛企業のグッズや、鶴岡実行委員会が作製したＴシャツの販売などがある。参加料を含む収益金の全額は日本対がん協会に寄付され、がん治療の基礎研究、患者と家族を支援する「がん相談ホットライン」の運営などに役立てられる。
鶴岡実行委員会は「医療関係者をはじめボランティアの力を借りて、初めて開催できるイベント。がんのことをさまざまな人から知ってもらい、鶴岡が頑張っている人たちに心を寄せる地域になればと思う。来年以降も継続して開催していきたい」と話している。
鶴岡のイベントの問い合わせは、実行委員会の今野美奈子さん＝電0235（23）8459＝へ。
鶴岡での初開催に向け準備を進める実行委メンバー
ページを移動する
当社サイト掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
