2015年(平成27年) 9月23日(水)付紙面より
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酒田市と友好交流都市の盟約を結んでいる東京都北区の八幡小学校5年生11人が19日夕、同市広野地区のほ場で、地元・広野小学校の5年生と一緒に稲刈り作業を体験した。
同市と北区は、庄内出身者の学生寮「荘内館」(当時、現・駒込学生会館)が区内にあったことを縁に1992年、都市間交流がスタート。バレーボールチームによる相互訪問、互いの祭りへの参加などを経て97年に友好交流都市の盟約を結んだ。北区児童の訪問は「さかた・きたくふれあい農業体験」と銘打ち93年に始まった。
この日は広野コミュニティセンターでの歓迎セレモニーに続き、コミセン近くの加藤貞介さん(68)=同市広野=方のほ場に移動。広野小5年生20人と一緒に「はえぬき」の稲刈りを体験した。
両校の女子児童はかすりの着物にもんぺの姿になって農家気分に浸りながら体験。加藤さんが「稲は刈っても指刈るな」「ゆっくりと慌てず」と鎌の使い方を指導した後、雨が降った影響でほ場がぬかるむ中、児童たちは額に汗しながら次々と稲を刈っていった。八幡小の折原愛菜さん(10)は「手刈りをするのは初めて。一面に広がる田んぼを見てすごいと思った。もんぺは動きやすい」と。一方、広野小の佐藤匠君(11)は「手刈りはきついけど、慣れてくると楽しい」と話していた。
八幡小の児童たちは同日、広野小児童の自宅にホームステイした。
2015年(平成27年) 9月23日(水)付紙面より
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9月の大型連休「シルバーウイーク」4日目の22日、鶴岡市櫛引地域の赤川河川敷では、秋レジャーの定番・芋煮会を楽しむグループでにぎわった。
5連休となったシルバーウイークは、天候にも恵まれ、郊外では稲刈りがピークを迎える一方、行楽地は県外ナンバーの旅行者も目立ちにぎわっている。
すっきりとした青空が広がった22日午前、市櫛引総合運動公園一角にある「なべっこ広場」には大勢の家族連れや若者グループが訪れた。大人が芋煮やバーベキューの準備をしている間、子どもたちは園内の水路で遊ぶなど終日にぎやかな歓声に包まれた。
数年前にUターンしたという同市の成澤孝夫さん(68)は高崎市から帰省した娘夫婦と3世代6人で豚肉にみそ味の庄内風の芋煮を楽しんだ。成澤さんは「自然の中で楽しむ味を孫にも伝えたい」と笑顔で話していた。