2015年(平成27年) 9月29日(火)付紙面より
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鶴岡商工会議所主催のまちなか歩きイベント「城下町 南西回りの歴史を訪ねて」が27日、同会議所駐車場脇の「タブの木広場」スタートで行われた。晴天に恵まれ、江戸から明治期にかけて最もにぎわいがあったとされるかいわいを歩き、地元の歴史を肌で感じた。
自分のまちの良さを知り、訪れる観光客におもてなしの心で声を掛けられるようになろうと、同会議所観光部会が「自分の街を語れる事業」としてシリーズで実施。今回は中学生の親子連れから80代まで、老若男女52人が参加。市観光ガイド協議会のメンバー4人がガイドを務め、4班に分かれて午前10時から順に出発した。
コースは鶴園橋から一日市通りに向かい、小路に入って梅津菓子店、樹齢400年と推定される松がある光明寺、だるま市で有名な七日町観音堂を経て七日町通りに向かい、加藤忠廣公母子の墓がある本住寺、内川の石垣などを見ながら上肴町を通って、酒井家墓所や大督寺、大寶館、致道館の建物などを巡る約2時間。
このうち鶴岡一の老舗で300年以上続くという梅津菓子店では、川原石を模したというあんこを砂糖で包んだ「石衣」など昔懐かしい駄菓子が並び、買い物も楽しんだ。参加者は「車で通ると気付かない」などと話しながら、城下町・鶴岡の風情を感じていた。
母親と参加した鶴岡一中3年の遠田陽菜さん(15)は「コースの中では致道博物館しか知らないので、いろいろ知りたい」と話していた。
まち歩き後は、タブの木広場で人気の「庄内弁」を食べながら、参加者同士が交流を深めた。
2015年(平成27年) 9月29日(火)付紙面より
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「つるおかスタイルで温暖化をシャットアウト! がんばろうチームつるおか」をメーンテーマにした第17回環境フェアつるおか2015が27日、鶴岡市小真木原総合体育館で行われ、世界に一つのリサイクル自転車が当たる環境クイズや工作体験、企業の展示などに大勢の家族連れが訪れにぎわった。
地球温暖化やごみ問題などを身近に考えてもらおうと、環境つるおか推進協議会(会長・小谷卓鶴岡工業高等専門学校名誉教授)が主催し17回目。市内を中心に約60企業・団体が出展し、最新のエコカーの展示や試乗、環境に優しい取り組みをしている企業などのパネル展示、海岸漂着物のアートやマイバッグ作り体験、鶴岡高専生による水質検査の実演、小型家電の回収などさまざまなブースが設けられた。
このうち捨てられた自転車の部品などを活用したリサイクル自転車が当たる環境クイズは午前と午後の2回実施。「今年の環境フェアは何回目?」「環境大臣の名前は?」などの3択問題で勝ち残るもので、正解が読み上げられると歓声が起きていた。
市内から子ども連れで訪れた母親(34)は「分別には普段から気を付けている。楽しいイベントでリサイクルに興味を持った」と話していた。