2025年4月10日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2016年(平成28年) 9月25日(日)付紙面より

ツイート

松例祭へ100日間の修行 羽黒山頂で松聖の2人「幣立祭」

 今年も残り100日となった24日、鶴岡市羽黒町の羽黒山頂で「幣立祭」が行われた。大みそかから同山頂で行われる松例祭に向け、同祭の主役となる2人の松聖が100日間の修行に入った。

 松例祭は羽黒山三大祭の一つで、12月31日から1月1日にかけて繰り広げられる五穀豊穣(ほうじょう)や天下太平を祈る勇壮な火祭り。松例祭での神事は、麓の手向地区から選ばれた2人の松聖が修行によって得た験力を競う形(験競べ)で行われ、「冬の峰」とも呼ばれる100日間の修行が9月24日に始まる。

 今年の松聖は、位上(いじょう)が勝木好峻(本名・好)さん(62)、先途(せんど)が山本啓篤(同・啓)さん(63)。この日、羽黒山中の斎館の入り口に2本の大幣が立てられ、松聖の2人が拝詞を唱えた後、斎館で歴代松聖や今年の松例祭で各役を務める地元住民が集まり、引き継ぎの儀式などを行った。

 松聖の2人は今後、前半の50日は自宅で、後半は斎館にこもって精進潔斎に励む。穀霊が宿るとされる五穀を供えた「興屋聖(こうやひじり)」を前に朝夕の勤行を行うほか、11月15日から手向地区、12月1日から旧鶴岡市街地などで浄財集めの「松の勧進」に臨む。

斎館の入り口に立てた大幣の前で「幣立祭」に臨む松聖の山本さん(手前)、勝木さん(左奥)
斎館の入り口に立てた大幣の前で「幣立祭」に臨む松聖の山本さん(手前)、勝木さん(左奥)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field