2016年(平成28年) 11月11日(金)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡東高校(齋藤哲校長、生徒735人)で9日、3年生対象の租税教室が開かれ、同市鳥居町の原田税理士事務所の税理士・原田洋さんが「社会に出て役立つ税金の知識」と題して講話した。
租税教室は、就職や進学を前に間もなく社会人として納税する立場になる生徒たちが、税について学習し役立ててもらおうと毎年行っている。
この日は特進科を除く3年生168人が参加。原田さんは所得税や法人税などの直接税と消費税などの間接税の違いや税金の納め方と流れを解説し、「税金は安全な社会生活を送る上での『会費』。無駄遣いはあってはならない」と説明した。さらに、生徒たちへ「税金について正しい知識と理解、財政についての関心を持ち、計画的な生活設計を」と呼び掛けた。
2016年(平成28年) 11月11日(金)付紙面より
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鶴岡産の食材をふんだんに使った「オール鶴岡産給食」が9日、市内の小中学校12校で行われ、子どもたちが旬の野菜やキノコなど鶴岡の豊かな食材に舌鼓を打った=写真。
同市では、子どもたちに食材の宝庫である市と地域の農水産業への理解を深めてもらうとともに地産地消を推進しようと、10月と11月の年2回、オール鶴岡産給食を実施している。この日は市学校給食センター西棟で小学校9校、中学校3校、約4200人分を提供。東棟は今月2日に実施している。この日のメニューはきのこ汁、けんちん煮、紅エビの空揚げなど。
大泉小(渋谷せつ校長、児童111人)の6年生教室には同センターの太田功所長が訪れ、「全ての食材が鶴岡産。味わって食べてください」と呼び掛けた。この日使用されたキャベツ、ニンジン、コマツナは大泉地区の生産者が作ったもの。児童たちは「おいしいね」と会話を弾ませながら給食を味わい、中には皿からあふれるほどの大盛りを平らげる児童もいた。
同センターによると学校給食の食材は、米は普段から同市産のはえぬき、牛乳は庄内産を使用。野菜は昨年度、重量で38・6%が庄内産だった。太田所長は「生産者の理解に支えられている」と話している。