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荘内日報ニュース
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2016年（平成28年） 11月16日（水）付紙面より
ツイートほら貝山里に響く 初冬の訪れ告げる「松の勧進」
出羽三山神社の「松の勧進」が15日、お膝元の鶴岡市羽黒町手向地区で始まった。山伏たちの吹き鳴らすほら貝の音が山里に響き、初冬の訪れを告げた。
松の勧進は、大みそかから元日にかけて羽黒山頂で行われる出羽三山神社最大の祭事「松例祭」の浄財を集める伝統の行事。100日間の修行を積み、祭りで主役を務める山伏の「松聖」2人が小聖の山伏を従えて家々を回り、無病息災や家内安全のお札を配る。
今年の松聖は、位上（いじょう）が勝木好峻（本名・好）さん（62）＝手向、先途（せんど）が山本啓篤（同・啓）さん（63）＝同。2人は9月24日から100日修行に入り、朝夕に勤行を行うなど精進潔斎に励んだ。現在は羽黒山中の斎館にこもり、後半50日間の修行を積んでいる。
この日午前8時半すぎ、小聖を従えた松聖が社務所を出発。小聖たちが吹くほら貝の音が宿坊街に響き渡る中、松聖は地区内の本社を、小聖たちは近くの商店や民家を回った。
松の勧進は今月20日ごろまで羽黒地域を中心に巡る。来月1日から旧鶴岡市内などを回り、12月いっぱいかけて庄内全域を巡るという。
今年も「松の勧進」が羽黒地域で始まり、松聖と小聖が宿坊街を巡った
2016年（平成28年） 11月16日（水）付紙面より
ツイート黄と赤のコントラスト 鶴岡「丙申堂」の紅葉見頃に
鶴岡市馬場町にある国指定重要文化財の旧風間家住宅「丙申堂」で紅葉が見頃となり、深まる秋の中で美しい風景を見せている。
丙申堂の庭園には約20本のモミジがあり、品種もイロハモミジなどいろいろ。例年、市街地でも遅く見頃を迎え、今年は冷え込んだ9日ごろからぐっと色づき始めた。
「小春日和」となった14日午前は、黄色と赤のコントラストが美しく、日本家屋の建物内から障子戸越しに見える風景も一興。この日から丙申堂創建120周年記念として展開しているアートキャンパスの一環で、東北芸術工科大卒の若手芸術家2人による造形展もスタート。紅葉を楽しみながら芸術に触れる空間となっている。
見頃は今週いっぱい。今季の開館は30日まで。問い合わせは克念社＝電0235（22）0015＝へ。
黄と赤のコントラストが美しい丙申堂の紅葉＝14日午前
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