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2016年(平成28年) 11月19日(土)付紙面より

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きねを持ち「よいしょ」 地域住民ともちつき交流会

 鶴岡市の大泉保育園(平藤久喜園長、園児110人)で17日、「もちつき交流会」が開かれた。園児たちが地域住民と共に餅つきをして交流を深めた。

 交流会は同園が食育と世代間交流の一環として、稲作り体験の感謝と餅つきなど風習への関心や理解を深めてもらおうと、2012年度から毎年行っている。この日ついた餅は、同市井岡の農業、吉住興一さん(45)から田んぼ2アールを借り、同園年長児25人が今年5月に手植えし、9月に収穫したもち米「でわのもち」約25キロを使用した。

 交流会には社会福祉法人大泉保育会の森屋健一理事長と吉住さんはじめ地域住民5人が参加し、そろいの法被を身に着けた年長児たちと餅つき。「よいしょ、よいしょ」「頑張れー」と声援が送られる中、2人一組で重いきねを持ち一生懸命ついた。きねについた餅が大きく伸びると見守る園児たちから歓声が上がった。真っ白につき上がった餅は園児たちが試食。その後、押し餅作りなどを行い、あんこ餅やきな粉餅にして食べた。佐藤香緒ちゃん(5)は「重かったけど楽しかった。つきたてのお餅は柔らかくておいしい」と話していた。

園児たちが地域住民らと餅つきし交流した
園児たちが地域住民らと餅つきし交流した


2016年(平成28年) 11月19日(土)付紙面より

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育てた野菜で芋煮会

 三川町の東郷小学校(佐藤俊明校長、児童118人)で17日、児童たちが育てた食材を使った芋煮会が開かれた。1―6年生の全校児童が縦割り班ごとに料理に取り組み、食の地産地消や自給自足について理解を深めた。

 同校では本年度、芋煮会開催を目指し、各学年が分担して食材となる野菜を育ててきた。野菜は地元の生産者らから指導を受け、学校園などで栽培。1年生はシイタケ、2年生はニンジン、3年生はこんにゃく、4年生はサトイモ、5年生はひとめぼれ、6年生はネギをそれぞれ担当。こんにゃくはイモから育てたという。活動を通し、自給自足や地産地消について学ぶ。

 この日は、児童たちが6―7人ごとに縦割り班をつくって活動。それぞれの学年が担当した食材を持ち寄り、協力して調理に取り組んだ。「庄内風」か「内陸風」を選んで調理し、肉と厚揚げは購入したものを使用。児童たちは、下ごしらえを済ませた食材を大切そうに鍋に投入していた。給食の時間には、おにぎりと芋煮が完成。笑顔で味わっていた。

 6年生の榎木香乃さん(11)の班は牛肉にしょうゆベースの内陸風。榎木さんは「ネギは水やりや草刈りと大変だったけど、おいしい芋煮ができて良かった。自給自足がこんなに大変だと思わなかった」と話していた。

協力して芋煮を作る児童たち
協力して芋煮を作る児童たち



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