2016年(平成28年) 11月3日(木)付紙面より
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JA庄内たがわ(黒井徳夫代表理事組合長)の職員が2日、鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)に庄内柿「平核無(ひらたねなし)」を奉納し、無事収穫が始まったことを報告するとともに販売の好調を願った。
同JAではこれまで毎年8月上旬、荘内神社参道にある庄内柿の租・酒井調良翁の胸像と庄内柿樹で毎年豊作高値祈願を行っている。昨年から生産者と一体となって大玉生産に取り組んでおり、1個250グラム以上のものを「3L」として9個を化粧箱に入れて“プレミアム”として販売することを受け、今年初めて3L柿を奉納した。庄内柿の出荷は現在ピークを迎え、収穫は今月15日ごろまで続くという。
この日は同JA営農経済事業本部長の宮崎重美さん(66)ら職員4人が同神社を訪れ、庄内柿3箱(2・5キロ、9個入り)を奉納。神事が執り行われ、宮崎さんが玉串をささげた。
神事の後、石原宮司は「一生懸命作った柿がたくさんの人に喜んでもらえるよう、無事に届けていただくようにお願いしました」とあいさつ。宮崎さんは「奉納を終えてさらに大玉生産に力を入れなければと思った」と話していた。
2016年(平成28年) 11月3日(木)付紙面より
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鶴岡市と国際姉妹都市の盟約を結ぶ米国ニュージャージー州ニューブランズウィック(NB)市からマイケル・タブリン市国際交流課長(52)ら2人が訪れ2日、榎本政規鶴岡市長を表敬訪問。2011年3月の盟約50周年記念事業として中学生訪問団を派遣して以降、途絶えている交流事業の再開に向けて関係者と交流を深めている。
両市は、庄内藩士・高木三郎が庄内人として初めて米国に渡りNB市で学んだ経緯を縁に、1960(昭和35)年に盟約を締結。親善訪問団の相互交流や外国語指導助手の招聘(しょうへい)、中学生の相互派遣などの交流を続けてきた。
2001年の米同時多発テロ以降、中高生の相互派遣が難しくなり、10年11月に鶴岡で盟約50周年記念事業を行って以降は、11年3月に7年ぶりに中学生を派遣したのを最後に教育的交流は途絶えていた。今回は、NB市側から訪問が伝えられ、マイケルさんと、前職に就いていた母親のジェーン・タブリンさん(82)の2人が訪れた。
2人は1日午後に庄内空港に到着。2日午前に鶴岡・NB友好協会の滝川義朗会長と共に市役所を訪れ、榎本市長と懇談。マイケルさんがNB市長の親書を手渡し、「両市の絆を深め、若い力のつながりを大切にしていきたい」などと話した。榎本市長は慶應義塾大先端生命科学研究所の研究や出羽三山の日本遺産登録などの話題に触れ、「鶴岡の国際化にアドバイスを」などと応じた。
2人は5日まで滞在し、市教委とのミーティング、食文化体験として赤カブの収穫なども体験する。