2016年(平成28年) 11月8日(火)付紙面より
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吉続舞踊学園(吉続正義園長)の現代舞踊公演が6日、鶴岡市中央公民館で行われ、幼児から中高生らの研究生たちが日頃の練習の成果を披露し、優雅なモダンダンスを繰り広げた。
同学園は1928年に創設され、88年の歴史を誇る。公演は毎年この時期、鶴岡、酒田両市で各地区の門下生が出演し開催している。今回の鶴岡教室公演は市芸術祭、県民芸術祭に参加し、3歳から一般までの研究生37人が出演した。
ステージは2部構成で行われ、かわいらしい振り付けの「花のティアラ」で幕開け。幼児や低学年は赤やピンクの衣装で華やかに舞い、中高生らは自作自演の「銀河の夜」など音楽に合わせて表現し、手足の先まで使って優雅な世界を創り上げた。第2部では9月に行われた全国豊かな海づくり大会の開幕式典プロローグで発表した「豊かな海」が披露された。客席には家族や友人が大勢訪れ、モダンダンスの世界を楽しん
だ。
酒田教室公演は20日に酒田市の希望ホールで行われる。
2016年(平成28年) 11月8日(火)付紙面より
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第69回全日本合唱コンクール全国大会(10月30日、香川県高松市)で、中学校部門同声合唱の部に初出場し金賞を受賞、全国3位となる高松市教育長賞に輝いた鶴岡市立第三中学校合唱部(五十嵐夕渚部長、部員37人)の受賞報告演奏会が6日夜、鶴岡アートフォーラムで開かれた。3年生は中学生活最後となる歌声を披露。そろった声質で見事なハーモニーを響かせ、聴衆を魅了した。
この日は市民ら300人近くが来場。拍手の中、合唱部のメンバーが登場し、初めに校歌を披露。菱谷光雄校長は「鶴岡の代表として三中らしい澄んだ響きを全国に届けられた」とあいさつ。来賓の県合唱連盟副理事長の柿崎泰裕さんは「審査員からはすごく柔らかくて優しくすてきだったと連絡が来た」と紹介、健闘をたたえた。
五十嵐部長は「これまで味わったことのない感動を体験できた。温かく見守ってくれた保護者、愛ある指導をしてくださった先生方に感謝したい」とあいさつ。コンクール演奏曲の無伴奏女声合唱曲集「なみだうた」から「涙」と「雨のあと」を披露。女声の優しい響きと豊かな表現力で全国トップクラスの歌声を響かせた。
引退する3年生7人の言葉に続き、顧問の岩本善子教諭が「合唱の町・鶴岡で憧れる存在が身近にあったから成長できた。こんなにたくさんの方の前で演奏する機会をありがとうございます」とお礼。最後に新たな出発に向けて「結―ゆい―」と「ふるさと」を演奏。来場者の中には涙を流す人もいた。
鶴岡一中で合唱部に所属する粕谷南菜さん(14)は「歌が伝わってきて、金賞までにたくさんの苦労があったんだろうなと思うと涙が出た」と話していた。