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2016年(平成28年) 11月9日(水)付紙面より

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高校生が“先生”最後の放流授業

 県立加茂水産高校で7日、近くの鶴岡市立加茂小学校の5、6年生を迎えて放流授業が行われ、高校生たちが“先生”となってヒラメとクロダイについて説明し、一緒に放流した。

 栽培漁業について理解を深めてもらうとともに、生徒たちが児童に知識を伝えることで学習を深め、コミュニケーション力を高めてもらおうと毎年実施。本年度で加茂小が閉校するため最後の放流授業となり、クロダイとヒラメの2種を放流することにした。

 この日は加茂小の5、6年生12人が加茂水産高を訪れ、海洋資源科アクラライフ系の3年生7人が参加。学校敷地内にある栽培漁業実習棟で最初に講習会を行い、生徒たちが「クロダイは警戒心が強い。硬い歯でウニやカニ、エビなどを食べる」「ヒラメは最初は両側に目が付いているが次第にねじれてくる」などと魚の特徴を説明した。

 その後、体長15センチほどのヒラメ500匹、10センチほどのクロダイ100匹を容器に入れて学校裏の浜辺に移動。高校生たちが「波が来たタイミングで放流して」と教えながら、子どもたちが稚魚を放流。ヒラメはすぐに砂に潜る習性などを確認した。

 加茂小6年の佐藤羽詩(うた)さん(12)は「分かりやすく教えてもらった。今まで育ててきた魚が海で大きく育ってほしい」と話し、加茂水産高3年の今田樹さん(17)は「意外と魚の知識があり、興味を持ってくれてうれしかった。海に関心があるなら加茂水産高に入ってほしい」と話していた。

「波が来たタイミングで放流して」。高校生たちの指導でヒラメなどを放流する加茂小の5、6年生たち
「波が来たタイミングで放流して」。高校生たちの指導でヒラメなどを放流する加茂小の5、6年生たち


2016年(平成28年) 11月9日(水)付紙面より

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鶴岡南が初出場初優勝果たす

 鶴岡南高校(京谷伸一校長)の2年生有志が今月2日、天童市の山形県教育センターで開かれた「県高校生英語ディベート大会」で優勝した。田川地区からの出場は同校が初めて。来月開かれる全国大会を前に生徒たちは「チームワークを生かして頑張りたい」と練習に力を入れている。

 全国大会は一般社団法人全国高校英語ディベート連盟が主催し、茨城県で来月10、11の2日間開かれる。予選5試合の結果に基づき、上位8チームが決勝トーナメントに進む。

 県大会に同校からは2チームが出場。メンバーはいずれも2年生でAチームが芳賀慶太君、山口百合花さん、渡部海翔君、梅津陽光君の4人、Bチームが武藤幹弥君、高橋直也君、三浦理緒子さん、成澤崇之君の4人の計8人。Aチームは予選で敗れたが、Bチームは決勝に進出、山形西Bチームと熱い舌戦を繰り広げ、的確な答えとチームワークが鍵となり優勝を手にした。

 テーマは「日本政府は、日本のすべての市民にベーシック・インカムを給付する社会保障制度を採用すべきである。是か非か」。メンバーたちは昼休みや夜など部活や生徒会活動の合間を縫って練習を重ねたという。Aチームの生徒は「自分たちは負けたがメンバーとしての役割を果たせた」と振り返った。

 全国大会には8人のうち6人が出場する。生徒たちは「県大会では準備不足を感じたので、準備をしっかりして頑張りたい」「強みであるチームワークを生かして戦う」と力強く意気込みを語った。

県高校生英語ディベート大会で優勝した鶴岡南高校
県高校生英語ディベート大会で優勝した鶴岡南高校



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