2016年(平成28年) 12月28日(水)付紙面より
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年の瀬を迎え、鶴岡市山王町の鶴岡郵便局(伊藤久樹局長)では年賀状の仕分け作業がピークとなり、高校生を中心にしたアルバイト98人が局員と共に作業を進めている。
同局は鶴岡市と三川町の約5万世帯を対象に配達している。2017年の年賀状は昨年とほぼ同数を見込んでおり、元日の朝に約180万枚、7日までの期間中に約236万枚を配達する見込みという。作業は投函(とうかん)受け付け開始の15日から始まり、25日から高校生たちが加わった。
今季は鶴岡市内の高校、高等専門学校7校から98人の高校生、学生を雇用。高校生らは配達区域ごとに手作業ではがきを仕分ける作業や自動読み取り区分機に掛けるためにはがきをそろえる作業などを行っている。
26日は高校生らが受け持ちの棚の前に立ち、一枚ずつ住所を確認しながら年賀状を配達区域ごとに振り分けていた。羽黒高校1年の本間来紀君(16)は「初めてのアルバイトで緊張しているが、気を抜かずしっかりと頑張りたい」と話していた。
アルバイトによる仕分け作業は来年の1月3日まで続けられる予定。
2016年(平成28年) 12月28日(水)付紙面より
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鶴岡市湯温海にある五十嵐虎雄さん(78)=同市小国=のハウス「湯の里フルーツ館」で26日、あつみ保育園(齋藤祐子園長、園児79人)の園児たちがミカン狩りを体験した。鈴なりに実ったミカンを前に園児たちは「すごい」「いい香り」と歓声を上げて大きなミカンを収穫した。
食品加工業「大成農産」社長の五十嵐さんは、1998年、同ハウスを建ててイチジクやサクランボ、イチゴなどを栽培。ミカンの栽培は2014年から始め、今年は全ての木に鈴なりに実がなったことから、子どもたちにミカン狩りを楽しんでもらおうと同園に声を掛けて初めて開催した。
この日は同園年長組19人がハウスを訪問。五十嵐さんが「糖度は約9度あり、静岡産ミカンにも負けないおいしさ」と話して園児たちに採れたてのミカンを1つずつ配った。味見した園児たちは「おいしい」「いい香り」と口々に感想を話した。「ミカンのすぐ上の枝をはさみで切って」などと収穫の説明を受けた後、園児たちは大きなものを選んで収穫を楽しんだ。
五十嵐将悟君(6)は「収穫は楽しかった。妹2人と分けて食べる」と話していた。