2016年(平成28年) 12月31日(土)付紙面より
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鶴岡市越中山のそば処大梵字(鈴木順代表)で30日、年越しそば打ち体験教室が開かれた。参加者たちが思い思いのそばを打った。
自ら打った年越しそばで年を越してもらおうと、大梵字が毎年30、31の両日開催している恒例イベント。30日午前は、6人が参加。地元産の「でわかおり」を使い、二八そばを作った。
この日は、初めてという人から、毎年そば打ちをしているという年季の入った人まで集合。「水回し」「練り」「延し」「たたみ」といった作業を進めた。打ち棒を使い、練り上げた生地を薄く四角に延ばす際には、生地が破れたり、いびつな形に広がる参加者も。同店のそば職人から指導を受けながら、「性格出るのー」などと笑いながら楽しんでいた。
母親と2人で参加した石井恵里さん(37)=同市新海町=は、「2人とも初めて。そば打ちセットをそろえようかと思うくらい楽しかった。熟成させておいて、年越しそばとして食べます」と話していた。
2016年(平成28年) 12月31日(土)付紙面より
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正月を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが30日にピークを迎えた。庄内地方のJR各駅では大きな荷物を持った帰省客が次々とホームに降り、出迎えた家族と久々の再会を喜び合った。
JR東日本によると、今年の年末年始期間(12月28日―1月5日)のうち、帰省ラッシュとなる下りのピークは30日。新潟支社広報室によると、同日午前6時8分東京発の「とき301号」から同9時12分東京発の「とき311号」まで、上越新幹線4本の自由席乗車率は70―110%となった。同日午前8時27分新潟発秋田行きの「特急いなほ1号」の自由席乗車率は新潟駅発の時点で110%となったが、大きな混雑は見られないという。
この日午前10時15分ごろ、いなほ1号が鶴岡駅に到着すると、キャリーバッグなどの大きな荷物を手にした人たちが次々とホームに降り立った。改札を通って出迎えの家族と再会すると、ほっとしたような笑顔を浮かべていた。関東地方から娘と一緒に帰省した30代男性は「お盆以来の帰省。冬はやはり寒い。家族と一緒にゆっくり過ごしたい」と話していた。
下りの混雑は31日まで続く。Uターンの上りは1日午後から増え始め、3日がピークの見込み。一方、庄内空港発着の全日空機は、羽田発が30、31の両日とも4便全て満席。庄内発は2―4日の3日間が4便とも全て満席となっている。