2016年(平成28年) 7月5日(火)付紙面より
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今年で44回目となった酒田市民体育祭が3日、市光ケ丘陸上競技場で開かれ、老若男女の市民約3000人が地区対抗のユニークな競技で心地よい汗を流した。採点種目による総合成績は、宮野浦地区が初優勝し、浜中が準優勝、広野が第3位となった。
市や市教育委員会、市体育協会などが毎年7月第1日曜日に開いている伝統のイベント。小学校区単位を中心に、2005年の合併後は八幡、松山、平田の旧3町地域も加わって実施。今年も24地区の対抗で25種目(うち採点対象は18種目)が行われた。
この日は小雨が降るあいにくの天気となったが、小学4年生の100メートルを皮切りに予定通りに競技が進められた。このうち「男女混合ジャンボボール運び400メートルリレー」は小学生から一般まで1チーム16人で、人の背丈ほどの直径のジャンボボールを転がしたり、2人組で担架に載せたりして運ぶもの。担架では先を急ぐあまり、バランスを崩してボールがあらぬ方向に転げ落ちると、会場は笑いと歓声に包まれた。
2016年(平成28年) 7月5日(火)付紙面より
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県民河川・海岸愛護デーの3日、県内各地の河川敷や海岸で一斉クリーン作戦が繰り広げられた。参加した市民ボランティアなどが美化活動に汗を流した。
「きれいな川で住みよいふるさと運動」の一環として、県と各市町村が1977年に始めた。7月の第1日曜日と9月の第2日曜日を愛護デーと定め、住民一丸となったクリーン作戦を行っている。
このうち、海開きを15日に控えた由良海岸では、鶴岡市の石庄建設(市岡隆社長)と、同社のグループ企業の豊栄商事(石川博一社長)の社員ら約50人が午前6時ごろから清掃。豊栄商事が運営する由良温泉ホテル八乙女一帯の海岸約700メートルをローラー作戦できれいにした。
市岡社長は「海の近くに住み、恵みを享受している一市民として、奉仕活動をこれからも続けていきたい」と話していた。
一方、鶴岡「小さな親切」の会(会長・上野雅史荘内銀行頭取)もこの日の早朝、クリーン作戦を実施した。小さな親切の会が全国的に展開している「日本列島クリーン大作戦」の一環で、会員事業所などから約570人が参加。7つの班に分かれ、鶴岡公園と周辺で除草やごみ拾いなどの清掃活動を繰り広げた。