2016年(平成28年) 7月6日(水)付紙面より
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鶴岡市の加茂水産高校(佐藤淳校長、生徒115人)伝統のカッターレース大会が5日、近くの加茂港で行われた。生徒たちが息を合わせて重いオールをこぎ、海上の熱戦を繰り広げた。
大会は、同校の創立記念日(7月5日)に合わせて毎年行われている。全長9メートル、幅約2・5メートルのカッターボートにこぎ手12人と艇長と艇指揮が乗り込み計14人で1チームをつくる。71回目の今年は1―3年生の各クラスと教職員チーム合わせて7チームが出場。海上のブイを往復する約300メートルのコースで、2回のレース記録の合計タイムを競った。
この日は曇りで直射日光の少ないコンディションとなったが、強い陸風の影響で港内も波が立ち、同校の教職員が「レース大会でこんな波があるのは初めて」と驚くほど。スタートの号砲とともに各艇のこぎ手が、艇指揮の「いーち、にーい」の掛け声に合わせて力いっぱいオールをこいだ。追い風の往路より向かい風の復路がきつく、速度が落ちるチームも見られた。
海洋資源科2年の佐藤流星君は「普段より波が高くてオールが重く感じた。復路では疲れてしまったが、家族や仲間が応援してくれたので練習よりずっと速いタイムを出せた」と話していた。
2016年(平成28年) 7月6日(水)付紙面より
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鶴岡市の中心地で5日朝、カモのひなの集団が通勤で混み合う県道に現れ、交通が乱れるハプニングがあった。
カモのひなの集団は同日午前8時15分ごろ、建設が進む市文化会館近くの県道に姿を現した。手のひらほどのサイズで、全9匹。近くに親鳥の姿は見えず、道路上を“右往左往”。通勤時間帯の車は速度を緩め、文化会館工事現場から出る大型車両も“かもさん優先”。
間もなくして連絡を受けた市公園緑地係の職員が到着し、捕獲。市役所周辺でふ化したとみられるが、鶴岡公園のお堀に放すことにした。「親鳥もいないので成長は厳しいかも」と職員。「他の親子とうまく交ざって育てばいいが」と話していた。