荘内日報ニュース

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2016年（平成28年） 7月9日（土）付紙面より

夏の高校野球山形大会49校出場　火ぶた切る

　第98回全国高校野球選手権山形大会（県高野連など主催）の開会式が8日午前10時半から、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた（県野球場）で行われた。今大会には昨年と同じ県高野連加盟49校（選手896人）が出場。高校球児による熱い夏が幕を開け、21日の決勝までの14日間、一球一打に好プレーの熱戦が繰り広げられる。

　開会式では、スタンドから学校関係者や保護者らが見守る中、出場校が右翼側外野ゲートから入場。昨夏優勝校の鶴岡東を先頭に、準優勝の羽黒と続き、組み合わせ番号順に酒田南から各校の選手が「イチ、ニッ」の掛け声に合わせ両手を大きく振り、球場を元気に堂々と行進した。酒田西野球部マネジャー石川りん子さん（3年）が、庄内各校をメッセージアナウンスして、チームを紹介した。

　大会会長の奥山雅信県高野連会長（山形南校長）が「これまで指導していただいた監督・コーチ、地域関係者、保護者に感謝し、ひたむきなプレーで県内の高校野球ファンに感動してもらえる試合を期待します」とあいさつ。選手を代表して上山明新館の高橋伯都主将が「仲間と野球人生の最高の夏にするため、正々堂々と戦うことを誓う」と力強く選手宣誓した。

　試合は、開会式直後の午後0時半から第1試合米沢商業―日大山形で熱戦の火ぶたを切り、今年の中国インターハイカヌー競技で優勝が期待される谷地高の菊池憲斗選手が始球式を行った。

　大会は2回戦まで、鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムなど県内4会場で行われ、3回戦以降は荘銀日新スタジアムやまがたと天童市スポーツセンター野球場で繰り広げられ、日程が順調に消化されれば20日は荘銀日新スタジアムやまがたで準決勝2試合、21日午後1時から同球場で決勝戦が行われる予定。

　今大会も混戦は必至。秋季大会、春季大会を制して4年ぶり11回目の優勝を狙う酒田南、2連覇を目指す鶴岡東を軸に、東海大山形、九里学園、山形中央、昨年の雪辱を期す羽黒などが挑む構図となっている。

秋、春、夏の3大会制覇を目指し開会式で堂々と入場行進する酒田南ナイン