2016年(平成28年) 9月21日(水)付紙面より
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鶴岡市の羽黒第二小学校(小田悟志校長、児童159人)の4年生が20日、同市羽黒町川代の国有林で「ブナの森探検」を行い、遊びを通して自然に親しむとともに、環境保全の大切さを学んだ。
身近な自然に親しみ、大切さや環境問題と生活の関わりに気付かせるとともに、環境保全活動について知り、自分たちでできることをやろうと、同校では10年ほど前から4年生を対象にブナの森探検を実施している。このほか、5年生がブナの植樹や3、6年生が川の環境学習を行っている。
この日は4年生25人がバスで学校を出発し、午前9時すぎに現地に到着。県の環境保全指導員の齋藤徳美さん(57)の協力を得て、同校教員が準備したハンモックやスカイケーブルで遊んだり、持ってきたビニールシートを使って基地を作ったりと思い思いに楽しんだ。2本の木の間をロープで渡るスカイケーブルでは、子どもたちが一人ずつ木に登ってロープにしがみつき、「怖い」「速い」と歓声を上げて楽しんでいた。
叶野采空さん(10)は「山の中でもこんなふうに遊べて楽しい」、本木梨蒼さん(9)は「木がいっぱいだけどたくさん遊んだ。ハンモックが楽しかった」とそれぞれ話していた。
2016年(平成28年) 9月21日(水)付紙面より
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庄内発信創作ミュージカル「はちこの皇子物語2016完結編―神様と友達になった夏休み」の公演が18日、鶴岡市羽黒コミュニティセンターで行われた。2013年から続いてきた公募などによる市民参加型のミュージカルで、出羽三山の開祖・蜂子皇子(はちこのおうじ)にまつわるファンタジックなストーリーが披露された。
市民参加型ミュージカル実行委員会(高山千代子代表)主催。同ミュージカルは、坂口聡さん(演劇集団フリーダム)の総合演出で13年から取り組み始め、同年に予告編を披露。14年の羽黒山五重塔の前での野外公演、15年の羽黒コミセンでの公演と続いてきた。
今回の公演のストーリーは、現代に生きるサッカー少年のツムグが、八咫烏(やたがらす)の導きで時空を超え、蘇我馬子から逃れてきた蜂子皇子と出会う。復讐(ふくしゅう)の呪縛から解き放たれ、民の救済に臨む蜂子皇子との出会いの中で、成長する少年の姿を描く。
会場は約400人の観客で満席状態。同市三瀬出身で文化座所属の俳優・白幡大介さんが蜂子皇子役を務めたほか、地元の小中学生や大人らが熱演。歌や踊りを交えた華やかな舞台が披露された。
同ミュージカルの公演は11月20日も行われる。会場は同じく羽黒コミセン。白幡さんは出演しないが、羽黒高吹奏楽部や合唱部、チアリーディング部が加わり舞台を盛り上げる。
問い合わせは同実行委員会=電0235(22)3279=へ。