2017年(平成29年) 1月11日(水)付紙面より
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日本棋院鶴岡支部(菅原昭治支部長)主催の第42回鶴岡市新春囲碁大会が9日、鶴岡市勤労者会館で開かれ、84人が参加し対局を繰り広げた。
同支部は1957年に設立され、会員数は約150人と全国でもトップ10に入る囲碁が盛んな地域。今年で支部創立60周年を迎え、新春囲碁大会は毎年恒例の大会となっている。
この日は会員や一般市民ら中壮年層の男性が参加。4段以上のAクラス、初段から3段までのBクラス、級位のCクラスのクラス別で1人5局対戦。午前10時半の試合開始から夕方まで熱戦が繰り広げられた。
参加者は碁盤を挟んで熟考しながら碁石を打ち、静かに火花を散らしていた。
同支部では創立60周年記念事業として、7月に記念大会や記念式典を計画。また、同市大宝寺に新たに「囲碁サロン鶴岡」の建設を予定している。
2017年(平成29年) 1月11日(水)付紙面より
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庄内浜の冬の名物・寒ダラの水揚げが各漁港で行われている。今シーズンは6日にまとまった水揚げがあり、9日午後は鶴岡市の由良漁港に戻った底引き網漁船から、丸々と太ったタラが次々と運び出された。地元の漁業者は「まだ数は少ない。本格化は今月下旬になりそう」と話している。
庄内地方では、1月上旬の「寒の入り」から節分までの間に旬を迎えるマダラを寒ダラと呼ぶ。身や白子、アブラワタ(肝臓)などを丸ごと鍋に入れて煮込んだどんがら汁は、庄内の冬を代表する味覚として人気が高い。
県水産試験場の速報値によると庄内の各漁港では今月4―7日の間、底引きのマダラ漁は3回出漁し、5日に約0・7トン、6日に約2・6トン、7日に約0・4トンの漁獲があった。全体的にまだ数は出ておらず、6日にようやくまとまった量が揚がったという。
9日は昼ごろから沖合がしけだしたため、由良漁港では普段より早い午後2時ごろに底引き網漁船が次々と帰港。各船から丸々と太ったタラが次々と運び出され、ハタハタやエビ、タイ、タコ、カニなどとともに市場で仕分けされた。タラは4、5キロのものが多く、中には10キロ近い大物も交じった。
県漁協由良総括支所では「6日は船1隻当たりで平均20―30本といったところ。多い船だと70本の水揚げがあった。漁獲量が少なかった昨年に比べるとまずまずの出だし。今日(9日)もそこそこの量は捕れている。本格化するのは20日以降となるのでは」と話していた。また、寒ダラ漁は2月末ごろまで行われ、ピークは今月下旬から2月上旬までの見込み。