2017年(平成29年) 10月29日(日)付紙面より
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日本海沿線の羽越本線を走る特急「いなほ」に海の色をイメージした瑠璃(るり)色の車体が登場し27日、初運行された。海も瑠璃色に輝く中、深海色の車両が庄内路を走り抜けた。
新潟―酒田・秋田間を走る車両1台を瑠璃色に塗り替えた。JR新潟支社によると、沿線の魅力である海の色を日本の伝統色である瑠璃色で表現。海に映り込む空の青さ、沿線の山並みの緑も取り込んだという。
運行初日のこの日は午前10時58分新潟駅発の下りいなほ3号と、午後3時57分酒田駅発のいなほ12号で運転。秋晴れの天気に恵まれ、日本海も穏やかな表情を見せる中、国道と並走する鶴岡市温海地域の海岸線では日差しを受けてきらきらと輝く車体が疾走した。
JRでは、12月には別に海岸の砂地に自生するバラ科の植物「ハマナス色」の車体も運行させる予定。
2017年(平成29年) 10月29日(日)付紙面より
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プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で、鶴岡東高の吉住晴斗投手(3年)を1位指名した福岡ソフトバンクホークスのスカウト担当者が27日、鶴岡市の同校へあいさつに訪れた。担当者は「球団を背負ってくれる投手になってほしい」と激励し、吉住投手は「少しでも早く1軍に上がり、1勝することが目標。結果を残したい」と決意を語った。
小山一夫編成・育成部長、作山和英スカウトらが訪れ、非公開で約30分間面談。同校の齋藤哲校長、佐藤俊野球部監督らも同席した。
終了後、吉住投手は「(26日のドラフトでの)1位指名にびっくりしたが、プロになるんだとあらためて実感した。今はプロとして頑張らなければならないという気持ちになっている」と県内の高校生として初の1位指名から一夜明けての心境を語った。球団側から渡されたソフトバンクのユニホームに袖を通して帽子をかぶり「球団の期待に応えられるように、自分のレベルを上げていきたい。1軍で2桁勝利できるよう成長したい」と意気込みを示し、王貞治球団会長と工藤公康監督から贈られたサインボールに笑顔を見せた。
高校2年の夏から注目していたという作山スカウトは「ストレートが速く、身体能力が高い。体も大きく、走る姿から全身のばねの強さを感じた。これから大きく伸びる投手」と吉住投手の評価ポイントを説明。今夏の県大会以降さらにストレートの威力が増したとし、「持ち前の闘争心と強いストレートで打者をねじ伏せる投手になってもらいたい。ホークスのエースに成長を」と期待を込めた。
吉住投手は今後、仮契約を済ませた後、12月上旬に福岡市で行われる新入団選手発表に臨み、年明けから新入団選手の合同自主トレに参加する。