2017年(平成29年) 11月10日(金)付紙面より
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鶴岡田川地区の幼児から一般までの書道作品約1200点を展示した第69回荘内書道展覧会(荘内日報社など後援)が9日、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで始まった。子どもや孫の力作を鑑賞しようと、初日から来場者でにぎわっている。展示は12日(日)まで。
鶴岡書道会(佐藤政一会長)が主催。書道教育の普及振興を図ろうと毎年この時期に開催している。今回は、幼児と小中高生約1100人が半切の大字部、半紙の普通部にそれぞれの課題を出品。このほか一般約20人が書体、サイズ、表装を自由に出品。同書道会で審査し、最高賞の鶴岡書道会賞をはじめ特別賞や特選などを決めた。
幼児の元気な筆遣いの作品や、伸び伸びと書いた小学生の作品などいずれも力作が並ぶ。初日の9日午前から来場者でにぎわい、子どもや孫の名前を見つけて写真を撮るなどしていた。
2017年(平成29年) 11月10日(金)付紙面より
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9月30日から2日間、栃木県のツインリンクもてぎで開催された車両の燃費を競う大会「Hondaエコマイレッジチャレンジ2017」に、酒田市の県立産業技術短期大学校庄内校(尾形健明校長)の制御機械科チームが出場した。同校で8日夕、報告会が開かれ、エントリーした学生たちが1リットル当たり321キロの走行を記録し過去最高となる32位になったことを報告した。
「エコマイレッジチャレンジ」は5人でチームを組み低燃費車を製作・運転し、ガソリン1リットルでどれだけの距離を走行できるか競う大会。同科では毎年、津田勇准教授(機械加工)の研究室所属学生が卒業研究で、次年度出場学生用に車両を製作する伝統がある。
8回目の出場となった今年は、いずれも2年の伊藤瑞季さん(22)=酒田市東大町二丁目・メカニック、小池隆馬さん(19)=鶴岡市伊勢原町・タイムキーパー、野口詩乃さん(19)=同市羽黒町野荒町・ドライバー、田村臣平さん(25)=同市羽黒町押口・記録=と、マネジャー登録の津田准教授の5人でエントリー。昨年度研究室所属学生が製作した車両で挑み、1リットル当たり321キロを記録。前回大会よりも燃費は落ちたものの、大学や短大、高専など対象の「グループ3」に参加した74チーム(うち完走45チーム)中、過去最高位の32位となった。
報告会では他の学生や教職員が見守る中、尾形校長が「庄内校を全国にPRしてくれたことに感謝。継続こそ力なり。技術を後輩たちに伝え、さらなる記録更新を図ってほしい」と激励。伊藤さん、小池さん、野口さんが大会を振り返った。
来年度出場車両の製作に向け現在、伊藤さんは加速の均一化を図るためアクセルコントロールの電動化、小池さんはエンジンを改良し抵抗を減らす研究、野口さんは最適なアクセルワークのためデータ解析にそれぞれ取り組んでいる。伊藤さんは「より扱いやすいものにしたい」、小池さんは「トラブルなく安全に走行できるようにしたい」、野口さんは「空気抵抗を減らすことのできる車体にしたい」と意気込みを語った。