2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2017年(平成29年) 11月29日(水)付紙面より

ツイート

釣り文化発信し観光振興

 第2回「庄内釣りシンポジム」が26日、酒田市の東北公益文科大公益ホールで開かれ、庄内地方に釣りに通い続けている神奈川県横浜市の医師による基調講演や釣り具メーカー関係者によるパネル討論などを通じ、庄内の釣り人の底辺拡大策などについて考えた。

 庄内の沿岸市町や県、関連団体による実行委員会(会長・宗雄司酒田小型船舶安全協会会長)が昨年7月、全国豊かな海づくり大会記念行事として初めて開催。豊かな自然環境を背景に、磯釣りや渓流釣りなど多彩に楽しめる庄内の釣り文化を発信し、観光振興につなげる狙いで、今回は約200人が参加した。

 主催者あいさつで宗会長は「酒田では10歳ぐらいになると釣りざおを与えられ、新井田川でハゼ釣りを始め、上達すると庄内浜でキスなどを釣った。先日、久しぶりに新井田川で釣りをしたら、ハゼやセイゴなどが釣れ、変わっていないと実感。庄内浜の釣り文化を大事にしたい」と述べた。

 第1部では、約40年前から酒田市八幡地域の鳥海山麓を中心に庄内に釣りに通っている横浜市の医師、福田伴男さんが「釣りと健康」と題し基調講演。「病気で休診したことはない。僕には鳥海山があるから」と、自然の水際で多く発生するマイナスイオンや、樹木が生み出す抗菌物質フィトンチッドなど自然の因子が人の自律神経のバランスを整えることなどを解説し、「釣りが健康に良いと知ってほしい」と訴えた。

 第2部では、釣り餌「マルキユー」の宮澤政信会長、総合釣り具販売「上州屋」の鈴木完二郎副社長、釣り糸「クレハ合繊」の陶山浩二社長、釣り針「オーナーばり」の中道成之社長の4人が、福田医師の妻で舞踏家・釣り師の真子さんの司会で、「『日本一の釣り王国庄内』に向けて」のテーマでパネル討論した。

 底辺拡大に関連し、女性の釣り人増加に向けては「東京では仕事帰りにスカートをはいたまま短時間で、というスタイルも増えつつある」「ペアの釣り大会や婚活、料理教室を絡めた釣り大会も有効では」などの意見が出た。

 最後は出演全員が登壇し、庄内の釣り文化振興に向け「釣り王国庄内」を力強く宣言した。

庄内の釣り人の底辺拡大に向け、意見交換したパネル討論
庄内の釣り人の底辺拡大に向け、意見交換したパネル討論

庄内の釣り文化振興に向け「釣り王国庄内」を宣言
庄内の釣り文化振興に向け「釣り王国庄内」を宣言


2017年(平成29年) 11月29日(水)付紙面より

ツイート

全日本合唱コンクール全国大会 鶴岡土曜会混声合唱団が金賞に輝く

 東京・芸術劇場で26日に行われた第70回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟など主催)で、東北代表として混声合唱の部に出場した鶴岡土曜会混声合唱団(阿部淳二代表)が金賞を受賞。同合唱団の金賞は6年ぶり2回目となる。

 同合唱団は市内の高校生や社会人の10―60代のメンバー54人が所属。東北屈指の合唱団として、東北大会での金賞は12年連続、全国大会への出場は2年連続で通算11回目。

 自由曲は三善晃の混声合唱組曲「五つの願い」より「1.春だから」など3曲を演奏。常任指揮者の柿崎泰裕さんによると、持ち味の丁寧さと年代もばらばらの中で透明感のある演奏ができたという。

 金賞は同合唱団の他に7団体。

 柿崎さんは「定期演奏会の3日後に全国大会というハードスケジュールだったが、素晴らしいホールで気持ちよく演奏できた。中高生の活躍もあり、合唱のまち、鶴岡は全国で十分認識されていると思う」と話した。

金賞を受賞した土曜会混声合唱団
金賞を受賞した土曜会混声合唱団



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field