2018年(平成30年) 9月2日(日)付紙面より
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庄内空港の累計搭乗者1000万人達成を記念したヘリコプターフライトが1日、同空港を起点に行われ、次代を担う庄内地方の高校生たちが県内唯一の離島で、「鳥海山・飛島ジオパーク」として日本ジオパークに認定されている酒田市の飛島へのフライトを楽しんだ。
同空港は1991年10月1日の開港以来、定期便とチャーター便の累計搭乗者が8月28日、1000万人に達した。フライトはこれを記念し、同空港ビルを管理する庄内空港ビル(山下高明社長)が、次代を担う若い世代に地域の魅力を再発見してもらい、郷土愛を育もうと企画。酒田南高3人、鶴岡南高4人の計7人の高校生を招待した。
この日は午前9時15分に第1陣の高校生3人が出発。同10時から同空港ビルで行われた出発式には第2陣の高校生4人のほか、ANAホールディングスの伊東信一郎会長、庄内空港利用振興協議会長の丸山至酒田市長、同空港ビル会長の皆川治鶴岡市長らが出席。山下社長は「1000万人を節目に、空港ビルはより多くの人が集い、地元が潤い、本県のランドマークとして活躍できるように変わっていきたい」とあいさつした。
来賓祝辞などに続き、高校生を代表し酒田南高3年の遠藤翔太さん(18)が「人生初のヘリと飛島を楽しみ、将来、庄内の自然のために何ができるか考え、周囲に庄内のジオパークの素晴らしさを伝えたい」と述べた。
その後、高校生たちは空港エプロンから鳥海山・飛島ジオガイド1人と共にヘリ(7人乗り)に乗り込み、関係者に見送られて出発。飛島間の片道約15分間のフライトと、同島に約3時間滞在しての島内散策を楽しんだ。