2019年(令和1年) 11月10日(日)付紙面より
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豊かなむらづくり全国表彰事業で、県の推薦を受けた鶴岡市の「ゆらまちっく戦略会議」(由良地域協議会、齋藤勝三会長)が農林水産祭(むらづくり部門)の日本農林漁業振興会長賞を受賞することが決まった。今月14日に東京都の明治神宮会館で開かれる農林水産祭式典で表彰される。
農林水産祭は毎年、勤労感謝の日(11月23日)を中心に、国民の農林水産業に対する認識を深め、農林水産業者の技術改善と経営発展の意欲高揚を図ろうと1962年から開かれている。表彰行事は7部門あり、むらづくり部門は1979年に設置された。各部門で天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会長賞の3賞のほか農林水産大臣賞などが設けられ、本県で3賞を受賞するのは2002年の西川町大井沢区以来で、庄内地区では初めて。
ゆらまちっく戦略会議は、恵まれた地域資源を地域の内外に発信しようと、地域の若者有志や自治会、観光協会、漁業関係者など各方面の関係者が集まり、由良地区の活性化と新たな地域づくりを目指している。具体的な活動は、自然や漁業、魚食、歴史文化など地域資源を活用した体験プログラムや中高生の教育旅行受け入れ、浜の女性たちでつくる「海鮮レディース」による新商品開発と魚食文化の発信、由良港大漁祭など地域イベントの開催など。